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三重・浦村の牡蠣食べ放題 小さめだが「めっちゃおいしい」

不作が心配されていたが予約数減らして対応

窓の外の養殖いかだを眺めながら食べ放題を楽しむ観光客ら=三重県鳥羽市浦村町の与吉屋で
窓の外の養殖いかだを眺めながら食べ放題を楽しむ観光客ら=三重県鳥羽市浦村町の与吉屋で

 不作が取り沙汰される県内最大の養殖カキ産地、三重県鳥羽市浦村町では、週末には食べ放題の店に県内外の食通が詰め掛け、旬の味を楽しむ光景が広がる。関係者は「まだ例年より小さめだが、できるだけ良い物を出している」と話す。(西山和宏)

 「初めて来たが、産地だけに味が濃い。大満足です」と話すのは、15日に与吉屋を3世代家族で訪れた亀山市の男性会社員(48)。焼きがき、蒸しがきを入れたトレーがみるみる空いていった。元同級生13人でテーブルを囲んだ四日市市の主婦(73)は何度か食べ放題に訪れ「身は小さいと思うが、やっぱりおいしいし、楽しい」と笑顔を見せた。

 「浦村かき」のブランドで知られる浦村町は、養殖業者が11月~翌年3月末ごろまで焼き、蒸しの食べ放題を30店舗ほどで提供し「カキ街道」とも呼ばれる。多くの調味料を持参する常連や、150個以上を食べる強者もいる。

 今シーズンのカキの斃死(へいし)率は、海域によって例年より多い3~8割程度とされ、身の成長も遅れ気味。海水温の上昇、餌の植物性プランクトン不足などが原因に推測されている。このため営業を週末のみに限定する店が出ている。それでも名古屋、滋賀、大阪などの県外ナンバーの車も駐車場を埋め、にぎわいを見せている。

焼きたてのカキを皿に盛って客に手渡すスタッフら=三重県鳥羽市浦村町の久保田水産で
焼きたてのカキを皿に盛って客に手渡すスタッフら=三重県鳥羽市浦村町の久保田水産で

 与吉屋の店長、吉川則代さん(65)は「今年は斃死だけでなく成長も遅い。養殖いかだから上げて2カ月畜養しても、なかなか大きくならない」と顔を曇らせる。お歳暮の注文を断り、週末も予約客数を2割ほど減らしているが、それも良質なカキを提供するため。「こんなシーズンは初めてだが、満足して帰ってほしい」と話す。

 35台のいかだで養殖する久保田水産では、良いいかだから順に水揚げし、出来の悪いいかだは後回しにしており、社長の久保田正徳さん(52)は「心配」と話す。それでも満席の店内を見やり「不作のうわさが流れたせいか、小さいと直接言われるお客さんは少ない」と笑う。名古屋市の男子大学生(20)は「めっちゃおいしい」と話す間も惜しんでカキを開いた。

 養殖カキは例年、年が明けてから身が大きくなり、味も良くなるとされるが、食べ放題の維持のため前倒しで水揚げする場合もあり、関係者は「例年よりシーズンを早く切り上げる店も出てきそう」と話す。食べ放題は90分2800円程度が主流で、事前予約が必要となっている。

(2019年12月16日)

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