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豊橋カレーうどん、類似品に困惑 

「ガスト」に季節限定メニューで登場 事前に相談無く

「豊橋で人気のカレーうどん」と表記されているガストのメニュー=ホームページから
「豊橋で人気のカレーうどん」と表記されているガストのメニュー=ホームページから

 愛知県豊橋市の名物「豊橋カレーうどん」そっくりのうどんが、全国チェーンのファミリーレストラン「ガスト」に季節限定メニューとして登場し、豊橋の関係者が困惑している。「豊橋カレーうどん」とは名乗っていないものの、ガスト側は「豊橋で人気のカレーうどん」と宣伝する。豊橋側に断りはなかったという。提供をやめてもらうのは困難とみて抗議こそ見送ったが、店主らは「地元でしか食べられない名物として、育ててきたのに」と不信感を募らせる。(酒井博章)

☆東海の美味しいうどんをご紹介

 豊橋カレーうどんは器の底からご飯、とろろ、カレーうどんの順に入っている。豊橋特産のウズラの卵、自家製麺を使う。地元の40のうどん店と、観光コンベンション協会などが2010年に共同開発した。

 豊橋では、昭和30年代ごろまで小麦の生産が盛ん。うどん好きの人が多いことを発信しようと、考案された。「豊橋カレーうどん」の商標は、豊橋商工会議所が取得している。

 試行錯誤して考案したかいあって人気を博し、累計約170万食を達成。これまでも大手コンビニなどから「扱いたい」と打診されたが、「豊橋に食べに来てもらい、地域振興につなげたい」と断ってきた。

 今月20日までの期間限定メニューとして、ガストに登場したのは9月上旬。「日本の美食紀行」と題し、他地域のグルメとともに登場した。「二度うま! カレーうどん」という表記だが、カレーうどんの下がとろろご飯で、ウズラの卵も使われている。メニューでは「豊橋で人気のカレーうどん」と説明している。

 メニュー登場を知った観光コンベンション協会は、何らかの手立てを打てないか中部経済産業局に相談。店主らも集まり、対応を協議した。

 店主らに不信感はあるものの、「豊橋カレーうどん」とうたっておらず、対抗するのは容易でないとみられることや、豊橋の店の売り上げが落ちていないことなどから、ガスト側への抗議はしないことに。ただ、今後も類似のことが起きた場合は新たに対応を協議することになりそうという。

 メニュー開発に関わった「めん・食事処玉川」会長の真野善和さん(66)は「個人の店ならいざ知らず、大手企業が行うとは。企業の理念を疑ってしまう」とため息。

 ガストを運営する「すかいらーくホールディングス」(東京)の広報担当者は取材に「フェアは各地で人気の食べ物を紹介するものであって、悪意あって始めたことではない」と説明している。

(2019年11月14日)

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