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都市型キャンプ、豊田市で実証実験 評判は?

気軽な気持ちで体験

都市型キャンプ場の実証実験が行われた矢作川の河川敷
都市型キャンプ場の実証実験が行われた矢作川の河川敷

 キャンプが人気を集めている。ファミリーキャンプ、ソロキャンプ、グランピング・・・。形も多岐にわたる。愛知県豊田市は10月18~27日、中心市街地にほど近い矢作川河川敷で「都市型キャンプ」の実証実験を実施した。将来的には、民間事業者による運営も視野に入れるが、都市型キャンプの評判は-。

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 名鉄豊田市駅から歩いて10分ほどの場所にある豊田市白浜町の白浜公園。矢作川に架かる豊田大橋のたもとに広がる河川敷が仮設のキャンプ場だ。ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会の会場となった豊田スタジアムもすぐそこに望める。

 約1ヘクタールの芝生の上に、4人用や8人用のテント計5張りを配置した。それぞれのテントの周囲には地元の間伐材で作られた机や椅子、バーベキューこんろが備え付けられ、日よけのタープも張られている。

 「クルマの町」ならではの工夫も。各テントの区画ごとにトヨタ自動車のプラグインハイブリッド車(PHV)が用意され、電気の供給を受けられる。

 内部にベッドを備えたテントもあり、利用者は食材や食器などを持ち寄るだけで気軽にキャンプが楽しめる。

 そもそも、なぜここにキャンプ場をつくるのか。市公園緑地整備課によると、白浜公園では「橋の下世界音楽祭」など2日間にわたる催しが長年開かれ、テントで宿泊する人もいるという。同課の甲村尚義課長(55)は「潜在的なニーズがある。最近のバーベキュー、キャンプブームもあり、市民による実証実験を通して考えてみたい」と話す。観光客や、スタジアムで開かれるサッカー・Jリーグ公式戦の観戦者の拠点としても利用がある、と想定している。

 アウトドアのネットメディア「CAMPHACK」の浜松教道編集長も都市型キャンプについて「気軽な気持ちで体験できるのでニーズは間違いなくある」と指摘する。

一つの区画で、酒を酌み交わす10人ほどのグループ=いずれも愛知県豊田市白浜町の白浜公園で
一つの区画で、酒を酌み交わす10人ほどのグループ=いずれも愛知県豊田市白浜町の白浜公園で

 今回の実証実験は、台風の影響で25日は中止となったが、9日間で計40組が利用した。26日には、10人ほどのグループが8人用テントを利用し、酒を酌み交わした。その一人で、豊田森林組合職員の男性(42)=同市本徳町=は「気軽に『非日常』を楽しむにはすごくいい場所」と話す。市街地に近く、宿泊はせずに食事だけを楽しんで帰るメンバーもいるという。「何か買い出しをしたければ、タクシーでちょっと出掛けられる」と高評価だ。中には、1泊してその足で会社に出勤した利用者もいたという。

 保育士の女性(50)=同市宝来町=は「雰囲気があってすごくいい」と話す。ただ、仮設のトイレやシャワーまでの導線が暗く「女性や子どもには怖いかな」と改善を求めた。

 市公園緑地整備課は、今回の利用者にアンケートし、常設化に向けて議論を進めていく。実験期間中、雨が続き、「炊事場の周辺に屋根が欲しい」「水はけをよくして」などの意見もあった。

 市内には、足を延ばすと三河高原キャンプ場や旭高原元気村など多くのキャンプ場もあり、自然豊かな「非日常」を楽しめる。市街地にもキャンプ場ができれば、新たな選択肢となるに違いない。

(2019年11月5日)

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