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名古屋港水族館で"国内初"展示「キバゴチ」

貴重な南極の魚

国内初展示となる、南極の「キバゴチ」
国内初展示となる、南極の「キバゴチ」

 南極大陸の周辺にすむ魚類「キバゴチ」が、国内では初めて、名古屋市港区の名古屋港水族館で展示されている。第60次南極観測隊などの協力を得て、約1万4000キロ離れた南極で採集された貴重な魚が、「南極への旅」をテーマに掲げる同館の常設展示に加わった。 (白名正和)

 キバゴチはその名の通り鋭い牙が特徴だ。南極・昭和基地周辺の水深550メートルまでの海にすみ、現地ではよく見られる魚だという。展示されているのは体長約25センチだが、大きい物は約40センチにもなる。名前に「コチ」とあるが、日本でよく見るコチとは種類が異なる。

南極の昭和基地周辺にすむ「ショウワギス」=いずれも名古屋港水族館提供
南極の昭和基地周辺にすむ「ショウワギス」=いずれも名古屋港水族館提供

 合わせて、同じく昭和基地周辺の水深700メートルまでの海にすむ「ショウワギス」も展示されている。日本初ではないが、展示される機会は少なく貴重という。こちらも日本でおなじみのキスとは関係なく、ただの愛称だ。

 この2種類は今年1月、南極観測隊員らの手によって厚さ1.5メートルの氷に開けた穴から釣り上げるワカサギ釣りの要領で集められ、3月に名古屋港水族館にやってきた。担当飼育員の松田乾(つよし)さん(50)によると、運ばれた際は餌を食べておらずやせ細った状態だった。

 「病人におかゆを出すように、食べやすい餌を少しずつ与えた」。5カ月間に及ぶ体調管理とリハビリで無事に体調が回復し、8月から展示が始まった。

 松田さんは「南極という地球の果てにも生き物がいることを知ってほしい」と話した。展示会場では、南極観測隊の活動を紹介する写真も展示している。 (問)名古屋港水族館=052(654)7080

(2019年11月5日)

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