オピ・リーナ opi-rina
menu
オピ・リーナ opi-rina
ニュース 中日新聞ニュース

名古屋テレビ塔が宙に浮いた!柱脚切り離し完了

2020年7月新装開業に向けた免震工事

免震装置取り付けのため、切り離された名古屋テレビ塔の柱脚
免震装置取り付けのため、切り離された名古屋テレビ塔の柱脚

 2020年7月の新装開業に向けて改修工事が進む名古屋・栄の名古屋テレビ塔は23日、鉄塔を支える4本の柱脚を地下約5メートルの地点で古いコンクリートの基礎部分から切り離す作業が完了した。免震装置を差し込む空間をつくるためで、それぞれの柱脚は仮設の油圧ジャッキ4本で支えられる形に。高さ180メートル、重さ4000トンの鉄塔が「宙に浮いた」状態になった。(大森準)

 テレビ塔は国内初の電波塔として1954(昭和29)年に完成した。老朽化が進み、震度5強程度の地震が発生すると、倒壊はしないものの、鉄骨の一部が破断する恐れがあった。このため、鉄塔の自重で脚が広がらないように脚同士を鉄骨で結んだ上で基礎部分から切断。柱脚1本につき、積層ゴムなど4種類7個の免震装置を差し込む。

 23日は最後に残った南西側の柱脚を切り離す作業などが報道関係者に公開された。施工に当たる竹中工務店名古屋支店の徳野亨作業所長は「建物の免震工事は多くあるが、鉄塔の免震化は荷重で外側に開いてしまわないように制御する必要がある」と工事の難しさを語った。

地上から見ると柱脚の土台が浮いているように見える=名古屋・栄で
地上から見ると柱脚の土台が浮いているように見える=いずれも名古屋・栄で

 切り離し作業は、柱脚を新しい基礎部分で固めた上で、高さ約2メートルのジャッキを入れて既存のコンクリート部分をワイヤソーで削り取っていく方法で実施。免震装置を据え付けた後、年内をめどにジャッキを撤去する。テレビ塔の運営会社によると、この工法を採用することで掘削や解体の範囲を少なくすることができ、工費を節減できる。免震化の工事費は約9億円を見込む。改修後は、南海トラフ巨大地震で想定される震度6強の揺れに対しても被害を抑えられるという。

図

 改修工事全体ではホテルや高級レストランなどの集客施設が導入される。運営会社の大沢和宏社長は「鉄塔の姿を変えずに免震化する唯一の方法。脚が地球から切り離され、新たなテレビ塔に生まれ変わる歴史的な日になった」と話した。

(2019年10月24日)

<< 前の記事 次の記事 >>

News 中日新聞ニュース

Today's Fotune 今日の占い

Mail Magazine 登録無料

下記フォームより
メールアドレスの登録を行ってください

> 登録 >>メルマガについて
ページトップに戻る