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「禅」で訪日客もてなす 高山市でホテル開業

住宅メーカーのウッドフレンズが参入

古い町並みに合わせて落ち着いたデザインにしたホテルウッド高山の外観
古い町並みに合わせて落ち着いたデザインにしたホテルウッド高山の外観

 木造分譲住宅メーカーのウッドフレンズ(名古屋市)は、経営多角化の一環としてホテル事業に参入し、今年8月、岐阜県高山市に「HOTEL WOOD(ホテルウッド)高山」を開業した。市中心部の古い町並みに溶け込む落ち着いたデザインで、「禅」をテーマにした和室を設けるなどインバウンド(訪日外国人客)へのもてなしを意識。軌道に乗り次第、中部各地の観光地にさらなる展開を狙う。(中野祐紀)

 ホテルが立地するのは、1895(明治28)年に建てられた旧市役所(現市政記念館)に続く道沿いで、NTT西日本のビル跡の一角。自社工場で加工した東海地方産のスギやヒノキの建材を多用した木造2階建てを3棟、鉄骨3階建て1棟を組み合わせたつくりで、外壁を黒っぽく塗り、黒い格子が特徴的な町屋の雰囲気になじませた。部屋数は計70室。

飛騨家具やエアウィーヴの寝具をそろえた部屋=いずれも岐阜県高山市で
飛騨家具やエアウィーヴの寝具をそろえた部屋=いずれも岐阜県高山市で

 内装は「飛騨高山」と日本文化を意識した。ロビーのフロント付近の壁は、NHK大河ドラマ「真田丸」の題字などを手掛けた地元の左官職人、挟土秀平さんの作品。ロビーや客室のテーブルや椅子はいずれも地場の家具メーカー、飛騨産業、柏木工、マキノウッドワークスでそろえた飛騨家具だ。部屋は畳敷きが基本で、静かにくつろいでもらうため、テレビはない。寝具は、睡眠の質を高める高反発のマットレスで知られるエアウィーヴ(愛知県大府市)製。座禅や茶道、着物の着付け体験ができる特別室「禅ルーム」も設けた。宿泊費は2名利用の1室当たり2万5000円からとなっている。

 培った建築技術が生かせるとはいえ、ウッドフレンズにとってホテルは全くの異業種だ。人口減で先細る住宅市場への危機感が、参入の原動力になった。ゴルフ場経営などとともにホテルを担当する余暇事業部の平嶋豊三部長は「人が減っても観光、インバウンドには伸びが期待できる。雇用創出や文化振興など地域貢献と両立できるのも魅力」と話す。今後の展開候補地として、観光地として人気の馬籠(岐阜県中津川市)や、三重県伊賀市、伊勢市周辺を挙げた。

(2019年10月17日)

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