オピ・リーナ opi-rina
menu
オピ・リーナ opi-rina
ニュース 中日新聞ニュース

多胎ママたちに相互支援の輪

豊田市に団体「ぷるぷるネットあいち」設立

 愛知県豊田市で昨年1月に起きた三つ子の母親による虐待死事件を受け、同市内で双子の子育てをする母親らが今秋、多胎育児を相互支援する団体を設立した。愛知、岐阜県でほかにも支援の輪が広がっており、当事者目線でのサポートの強化と連携を目指す。 (今村節)

三つ子や双子の母親たちと話す渡辺さん(左端)=愛知県豊田市の浄水交流館で
三つ子や双子の母親たちと話す渡辺さん(左端)=愛知県豊田市の浄水交流館で

 豊田市で設立されたのは支援団体「ぶるぷるネットあいち」。2歳の双子を含めた7人の子どもを育てる主婦の渡辺由希子さん(45)=同市=が、双子の母親6人に呼び掛けて立ち上げ、自身は代表に就任した。

 事件発生前、市内で多胎の親が集う民間のサークルは月1回しか開かれていなかった。また、市による育児支援サービスのファミリーサポート事業でも多胎児を担当できる人がいなかったという。渡辺さんは「多胎育児の行政支援は足りていない。市に改善を要望している最中、事件が起きた。何もできず悔しかった」と振り返る。

 「ぶるぷるネット」は、まずは毎月第1、第3木曜日、市内で多胎児の母親が集う交流会を開く。ゆくゆくは法人化し、産後の多胎家庭を訪問して育児を手伝うなど、幅広い活動を目指している。

 9月の第1回の交流会には市内外の母親17人が参加し悩みを打ち明けあった。愛知県岡崎市から来た1歳7カ月の三つ子の母親(29)は「移動が大変とか、なかなか理解してもらえない苦労がある。ここで他にも頑張っているお母さんがいると知り、元気が出た」と話した。

 県内では5月、一般社団法人「あいち多胎ネット(旧あいち多胎ファミーユ)」(名古屋市名東区)が活動を開始。三つ子の母親が電話やメールで育児相談を受けており、これまで30人ほどが利用しているほか、子育て支援拠点も計画中だ。岐阜で活動する「ぎふ多胎ネット」(岐阜県多治見市)は、愛知や岐阜で保健師ら向けに多胎妊娠や育児に関する講義を始めた。

 渡辺さんは「ほかの団体と連携して多胎支援を強化したい。母親に支えがあれば、あのような事件は防げると思う。双子や三つ子育児の楽しさを味わってもらいたい」と話した。

(2019年10月8日)

<< 前の記事 次の記事 >>

News 中日新聞ニュース

Today's Fotune 今日の占い

Mail Magazine 登録無料

下記フォームより
メールアドレスの登録を行ってください

> 登録 >>メルマガについて
ページトップに戻る