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介護予防 スマートスピーカーで

天気予報、カラオケ、口の体操・・・ 尾張旭市などで実証実験

青木さん夫婦(左)にスマートスピーカーの活用についてヒアリングをする学生ら=愛知県尾張旭市城山町で
青木さん夫婦(左)にスマートスピーカーの活用についてヒアリングをする学生ら=愛知県尾張旭市城山町で

 高齢者を対象に生活空間でスマートスピーカーを活用する実証実験が今月まで、愛知県尾張旭市内で行われている。健康都市を掲げる同市では、便利さと高齢者の健康の両立を図る可能性を模索する。(吉本章紀)

 「アレクサ、今日の天気は?」「アレクサ、電気をつけて」と声を掛けるとスマートスピーカーが天気を伝えたり、照明が指示通りに点灯。実証実験に協力する同市城山町の青木高直さん(70)と康子さん(69)は慣れた様子で操作していた。

 高直さんは「高齢者にはパソコンが苦手な人もいて、言葉で返ってくると使いやすい」と話した。しりとりやカラオケ機能などを使いこなす康子さんは「楽しい。暇つぶしにもなって一人の時間も楽しく過ごせる」と笑顔を見せた。

 実証実験は、同市と名古屋大、デンソーの3者による「情報通信技術(ICT)を活用したまちづくり及び災害対策における連携協力に関する協定」の一環。これまでに市役所ロビーで、人工知能(AI)を搭載したスマートスピーカーを使って窓口案内などの実験を行ってきた。

 今回は6月までの実証実験を踏まえて高齢者のIoT(モノのインターネット)機器の実用可能性や介護予防への活用の可能性を探るのが目的。スマートスピーカーには介護予防として口腔(こうくう)機能向上の口の体操や筋力トレーニング、脳トレの機能も搭載する。

 実験開始から2週間ほどの間隔で名大の学生らが被験者宅を訪ねて、使用感について質問し、不具合の調整や修正を施している。9月2日の訪問では、青木さん夫婦から「ちょっとした言葉尻の違いでうまくいかない」といった指摘があったほか、新たにメッセージの送信や通話機能を試していた。

 同大4年の櫃石祥歌さん(22)は「予想していたよりも反応がもらえている」と手応えを感じた様子。同大院生の高嶋恵子さん(25)は「利用者さんからは『2週間に1回サポートに来てもらえるから使える』と言われるので課題はあると思うが、楽しんでもらえてよかった」と話した。

 試行期間の終了後は、介護予防事業の充実と高齢者の支援ニーズの把握をしながら、スマートスピーカーを活用した生活の継続を支援する体制づくりの検証をする。

(2019年10月3日)

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