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中部空港セントレア きれいの秘密は

「日本の表玄関」空港関係者の意識共有

たまったごみをカートに運ぶ清掃スタッフ
たまったごみをカートに運ぶ清掃スタッフ

 スーツケースを引く旅行者らで連日にぎわう中部国際空港(愛知県常滑市)。今年8月に着任して以来、頻繁に旅客ターミナルで取材しているのに、ごみや汚れを見たことがない。どうやって清潔に保っているのか。その秘密を探ろうと、清掃会社のスタッフに同行した。

 「液体物持ち込み禁止」と掲げられた手荷物検査の保安検査場前。チェックインを済ませた利用客が、次々に飲料水を「飲み残し」のごみ箱に捨てていった。ごみ箱を使う人は多いのに、汚れは目立っていない。

 「ごみ箱がきれいだと、利用者もきれいに使おうと思うからでしょうか」。空港内の大半の清掃を担当している「サンエイ」(同県刈谷市)のベテラン清掃員、永田くみ子さん(62)はにっこりと笑って推測した。

 ごみの量が通常の10倍になる繁忙期には、スタッフの人数も、ごみ箱の数も増やすという。ごみ箱の配置も変えているといい「心掛けているのはお客さま目線。日々改善しています」と永田さんは胸を張った。

トイレを清掃する女性スタッフ
トイレを清掃する女性スタッフ

 トイレでは、女性スタッフがスポンジを手に便器を磨いていた。日中に4回、夜に2回にわたり清掃しているという。悩みの種は、主に外国人が便器の目皿に吐き捨てるガム。国際空港ならではのごみだという。

 「飲食スペースの椅子の裏側にガムが付いていることもあるので、そこも注意が必要です」と永田さんが説明すると、スタッフも大きくうなずいた。社内では、傾向に見合った対策が徹底されているようだ。

 このほか、ターミナル脇の倉庫には、モップの付いた有人用のカートや清掃ロボットも。昼間は人や荷物とぶつかる恐れがあるため、機械が活躍するのは夜間だけ。ごみの吸引や床の水洗いが主な役割という。

真夜中に活躍するロボット掃除機=いずれも常滑市の中部国際空港で
真夜中に活躍するロボット掃除機=いずれも愛知県常滑市の中部国際空港で

 取材中、椅子の下に落ちていたティッシュやチラシを拾っている空港会社の職員をたまたま見つけた。広報担当者は「空港関係者には『空港を全員できれいにしよう』という意識が根付いています」と語った。

 中部空港は来年2月に開港15周年を迎える。永田さんは「ピカピカに清掃して、いつまでもきれいだなと思って来てほしい。空港は日本の表玄関だという誇りを持って仕事を続けていきたい」と意欲を語った。 (成田嵩憲)

(2019年9月15日)

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