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ココイチ、カレーの本場インドに進出

長谷川克彦 海外事業本部長に聞く

インド事業への意気込みを語る長谷川克彦氏=愛知県一宮市の壱番屋本社で
インド事業への意気込みを語る長谷川克彦氏=愛知県一宮市の壱番屋本社で

 「カレーハウスCoCo壱番屋」を国内外で展開する壱番屋(愛知県一宮市)は2020年前半にも、カレーの本場インドに進出する。取締役海外事業本部長兼アジア事業部長の長谷川克彦氏(47)は中日新聞の取材に、日本とほぼ同じカレーソースを使った「日本式」カレーで挑む考えを示し「カレー発祥の国でも日本のカレーは受け入れられる」と述べ、巨大市場での事業拡大へ意欲を示した。(西山輝一)

 壱番屋の特徴は家庭的な味のポークカレー。インドでは、肉のエキスを使わない海外仕様のカレーソースを提供するが、味はほぼ同じ。「インドのカレーを展開するのではなく、あくまで日本のスタイルを持って行く」と強調。「これまでも中国など各国でジャパニーズココイチを展開し、順調に成長を続けてきた」と話し、インドでの事業展開への自信をみせた。

 「日本式をベースにしながら現地の慣習にも合わせる」と、ヒンズー教徒やイスラム教徒に配慮する考えも説明。40種類ほどあるトッピングのうち牛肉や豚肉は使わず、チキンやマトン、シーフード、野菜を使ったメニューを用意する。カレーソースは日本の工場で製造して輸出し、ジャポニカ米など他の食材はすべて現地で調達する。

 20年に開設する1号店は、首都ニューデリー市内か近郊のショッピングモールにテナントとして入る。20~40代の女性や若いカップルを主な顧客と想定し、客単価は現地では高めの600ルピー(900円)ほどを見込む。「内装は高級感のある非日常的な空間を目指し、ブランドイメージを根付かせたい」と語る。

 店舗網は、5年間で直営店を10店をめどに広げる。「ニューデリー周辺でモール内の店舗を増やす。直営店が軌道に乗れば、フランチャイズ(FC)方式でムンバイやバンガロールなど他の都市への展開を検討したい」と説明。現地の企業に運営主体となってもらってFC店を広げ、10年後に直営とFCで計30店ほどに増やす考えを示した。

 「インドでは国民が日常的にスパイス料理を食べている。今後も経済成長が予想され、どの国よりもカレービジネスが大きくなる可能性がある」と強調し、壱番屋の海外事業の柱に育てる考えを示した。

表

    ◇

 壱番屋は1994年に海外1号店を米国ハワイに出店して以来、中国や韓国、台湾、タイ、フィリピンなどアジアを中心に店舗網を広げてきた。8月末現在、国内で1267店を持つのに対し、海外では12カ国・地域で182店を運営する。

 最多の49店を展開する中国に進出したのは2004年。カレーになじみのない現地で広めるため、女性が訪れたくなる高級感のある内装にしたり、色が明るいオムレツを載せたカレーを提供したりする工夫を重ねてきた。昨年12月には欧州1号店となる店舗を英国のロンドンに開設し、ここでも木目調の上質な内装を取り入れた。インドの店舗も同じ日本のデザイナーが手掛ける予定だ。

 念願だったインド進出にめどをつけ今後も積極的に海外で出店を続ける方針だ。米国本土ではニューヨークでの出店も視野に入れるほか、欧州では英国に続いてドイツ、フランスなどで出店を目指す。将来目標として海外店舗を1000店に増やす構想を描く。

(2019年9月11日)

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