オピ・リーナ opi-rina
menu
オピ・リーナ opi-rina
ニュース 中日新聞ニュース

「うんち」を前面に集客狙う

名古屋市水道科学館 学ぶきっかけに

大便を模したグッズを紹介する木全さん=名古屋市北区の下水道科学館で
大便を模したグッズを紹介する木全さん=名古屋市北区の下水道科学館で

 名古屋市北区名城1の市下水道科学館が「うんち」を前面に押し出し、集客増を図っている。来館者が無料で楽しめる塗り絵にオリジナルキャラ「うんちくん」を登場させるなど館内のあちこちで活用。大ヒットした小学生向けの学習教材「うんこ漢字ドリル」(文響社)と同様、子どもが喜びそうな異色の題材で、下水道に興味を持ってもらう作戦だ。(清水裕介)

 科学館に足を踏み入れると、ヘビがとぐろを巻いたような形がいたるところにある。来館記念の撮影スポットにはうんちがデザインされた帽子が用意されているほか、無料で楽しめるA5判の塗り絵の図柄にも登場する。7、8日に開かれるPRイベント「下水道科学館まつり」では手乗りサイズの「うんちくん」人形を実物の便器の穴に向かって投げるコーナーも。成功すると指輪やペンダントなどの記念品を受け取れるが、これも大便を模した形だ。

 マネージャーの木全(きまた)ちあきさん(33)は「インパクトがないと、興味を持ってもらえないので考えた。うんちくんをきっかけにして、下水道のことを学んでほしい」と狙いを話す。

 きっかけは3年前。科学館に併設の下水処理施設の見学ツアーを企画したが、参加者がゼロの回があった。木全さんが科学館にいた子どもたちに「君たちのうんちがどこに行くのか興味がない?」と声をかけたところ「おもしろそう」と見学ツアーに参加してくれた。

 木全さんはこの時「子どもの興味を引くのは、うんちしかない」と考え、以来、便を前面に押し出すように。市内の問屋街で見つけた大便形の人形を購入して展示に活用したり、他の職員とともに「うんちくん」の塗り絵をデザインしたり。便を模したキャラのお面を着け、下水道の仕組みを解説したこともある。

 「うんちくん」登場前の2015年度の来館者は1万9000人だったが、登場後の18年度は3万4000人。「うんこ漢字ドリル」が社会的な反響を呼ぶ中、木全さんは「うんちくん」への高い可能性を見いだしている。「うんちをきっかけにして、毎日、当たり前のように使えている下水道の大切さを知ってほしい」と意気込む。

 科学館は下水道の歴史やしくみを展示。水の化身になって下水道の働きをバーチャルで探検できるゲームもある。入場無料。月曜休館(休日除く)。(問)同館=052(911)2301

(2019年9月7日)

<< 前の記事 次の記事 >>

News 中日新聞ニュース

Today's Fotune 今日の占い

Mail Magazine 登録無料

下記フォームより
メールアドレスの登録を行ってください

> 登録 >>メルマガについて
ページトップに戻る