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手軽に涼めて人気「携帯用扇風機」

手持ち、首掛け・・・ 発熱や発火に注意

お気に入りの携帯用扇風機を探す人たち=名古屋市中村区の東急ハンズ名古屋店で
お気に入りの携帯用扇風機を探す人たち=名古屋市中村区の東急ハンズ名古屋店で

 酷暑が続く中、持ち運べて手軽に涼を取れる携帯用小型扇風機が若者を中心に人気だ。手持ち型が多いが、首に掛けるタイプや、風とともにミストが出るなど形態や機能もさまざまで、売り切れる商品も。一方、国民生活センターなどには、一部の商品で発熱、発火した事故も報告されており、注意したい。 (植木創太)

 8月上旬、名古屋市の東急ハンズ名古屋店にある暑さ対策のコーナーには携帯用小型扇風機が並び、多くの人が品定めをしていた。

 携帯用小型扇風機は、羽根の回転部分(ファン)が5~10センチほど。電池で動き、スイッチを入れると「樹木の葉を揺らす程度の心地よい風」(同店)が出る。リチウム電池を内蔵した充電式が多く、まとまった時間、連続して使える。

 国内では2017年ごろから出回り始めた。1000~3000円ほどで購入できる手軽さもあり、猛暑だった昨年、10~30代を中心に大ヒット。業者も増え、デザインや機能も多様化した。

 取っ手のついた手持ち型を中心に、2つのファンを首から下げ、ヘッドホンのように手ぶらで使えるタイプや、机などに置けるタイプも。アロマのキットや水を入れ、風と一緒に香りやミストを楽しんだり、携帯電話の充電池として使えたりするものもある。

 同店で家電を担当する伊藤貴史さん(32)によると、30種類をそろえた今年は5月の大型連休前後から売れ始め、夏以降は連日、売り場に人だかりができるほど。売れ行きは昨年の2倍以上のペースで、560台が売れた日もあり、人気商品は8月上旬までにほぼ売り切れた。

 手持ち型を購入した名古屋市の契約社員の男性(27)は「予想以上に風が強くて驚いた。仕事の合間に涼めたら」と話した。

 一方、国民生活センターには携帯、使用中に電池が発熱、発火したか、可能性がある事故の情報が少なくとも昨年1件、今年は3件寄せられている。このうち、7月には、扇風機に内蔵されたリチウム電池が携帯中に発熱し、爆発したとの報告も。けがなどの情報はない。

携帯用小型扇風機の使用上の注意点

・炎天下の車内や火気の熱源の近くなど高温の場所に放置しない
・ガードに頭髪を近づけない
・雨の日やぬれた手で使用しない
・充電しっぱなしにしない
・ストラップなどの落下対策をする


 

 大阪市の雑貨販売会社「パル」は、4~6月に全国30店あまりで販売した手持ち型の「2WAYハンディファン」に発熱、発火が確認されたとして約2万点の回収と返金を始めた。

 メーカーなどによると、製品の多くがプラスチック製で落下に弱く、衝撃を受けるとリチウム電池が傷み、発火するおそれがある。このため、ストラップをつけるなどの落下対策を徹底する。また、付属のケーブル以外で充電したり、充電終了後も接続し続けたりすると、発火や発熱のおそれがある。高温の車内や屋外へ放置すると、破裂や火災にもつながるという。

 頭髪や指を巻き込むと、けがや故障の原因になるため、ファンを覆う「ガード」には頭髪などを近づけない。特に小さな子どもには注意が必要で、手の届くところには置かないことが大切だ。

 商品ジャーナリストの北村森さん(52)は「色が豊富で、若者を中心に『何、それ』と驚きを持たせた」と分析し、使用するマナーに気を付けなければいけない商品だとも指摘。「モーター音が響いたり、風で汗臭さが広がったりする可能性もある。周囲の状況を考え、使ってほしい」と話す。

(2019年8月16日)

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