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車エビ、牛肉・・・"変わりひつまぶし"リポート

絶妙な味で人気 名駅・エスカ「ゆうふく」

 四国出身の記者(39)が名古屋に来て一番感動したのが、ウナギのひつまぶしでした。特に病みつきになったのが、濃い味付けのウナギをお茶漬けにして食べる三杯目。脂が適度に抜けて、あっさりと食べられるのがたまりません。ところが、ウナギだけではない変わり種のひつまぶしがあるとか。これはリポートしなければ。さっそく、お店を訪ねました。 (今村節)

 名駅・エスカ地下街にある名古屋めしの店「ゆうふく エスカ店」(名古屋市中村区)。メニューには、定番のウナギのひつまぶしのほか、車エビや牛肉、サンマ、鶏のひつまぶしが並んでいる。

車エビのひつまぶし(左)と、牛肉のひつまぶしを手にする鈴木さん
車エビのひつまぶし(左)と、牛肉のひつまぶしを手にする鈴木さん

 「7割の人がウナギを注文しますが、2割は変わりひつまぶしです」と、店を経営する鈴木守冶さん(69)。どのひつまぶしも、食べ方はウナギと同じ。一杯目はそのままで。二杯目はネギやわさびなどの薬味で。三杯目はだしをかけ、お茶漬けにして食べるという。

 鈴木さんは田原市出身。15歳から日本料理店で修業を積み、ふぐ料理店で料理長を務めた。48歳で独立し、2010年にエスカ店を開いた。「ウナギは高い。もっと手軽にひつまぶしの食べ方を楽しめないか」と、日本料理にある「天ぷら茶漬け」にヒントを得て、試行錯誤しながら、いろいろな変わりひつまぶしを考案した。

 人気が高いメニューの一つは車エビのひつまぶし。しょうゆ、みりん、氷砂糖などと桜エビを煮た「甘めのタレ」をまぶしたごはんに、一口大に切った車エビの天ぷらをのせた一品だ。

 一杯目を食べてみると、プリプリのエビの食感にびっくり。車エビは通常、真っすぐになるように切れ目を入れて揚げる。しかし、食感が悪くなるため、あえて切れ目を入れずに揚げて、歯応えが楽しめるようにした。濃いめのタレに、こくのあるエビの天ぷらとごはんが絶妙にマッチ。薬味ですっきり食べる二杯目も楽しい。そして最後のお茶漬けは、エビのうま味を味わいながら、さらさらと入り、おなかも大満足だ。

 でも、もう一品食べてみたい・・・。そこで、若者に人気の牛肉のひつまぶしを注文。知多産の牛肉の薄切りがご飯にのって登場した。一口食べて、柔らかさにびっくり。柔らかい肩ロースを使い、火が通りすぎないよう細心の注意を払って焼き上げる。しょうゆ、みりん、氷砂糖などを煮詰めたタレに何度も漬けながら焼き、肉汁のうまみが溶け込んだタレが味わい深い。三杯目のお茶漬けは、肉の脂が落ちてさっぱりと食べられた。

おなじみのウナギのひつまぶし=いずれも名古屋市中村区の「ゆうふく エスカ店」で
おなじみのウナギのひつまぶし=いずれも名古屋市中村区の「ゆうふく エスカ店」で

 おなかは満腹を通り越してやや苦しいが、伝統のウナギのひつまぶしまで食べないと、違いは分からない。そう自分に言い訳しながら、店オリジナルの濃いタレでウナギも頂いた。定番のおいしさに感動しながら、四国から出てきた頃の青春時代を思い出した。

(2019年8月12日)

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