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公園での花火、マナー大切に

煙や大声・・・気配り忘れず

花火をするときはやけどなどをしないよう、必ず大人が付き添うのが大事だ=名古屋市天白区で
花火をするときはやけどなどをしないよう、必ず大人が付き添うのが大事だ=名古屋市天白区で

 夏真っ盛り。親子で楽しめる手持ち花火は、夏の思い出づくりにぴったりだ。ただ、都市部を中心に、自由に花火ができるスペースは減ってきている上、時間や場所を考えないと近所迷惑にもなりやすい。子どもたちと花火をするときは、安全な火の使い方に加え、ルールやマナーもしっかり教えたい。(添田隆典)

 名古屋市東区の女性会社員(47)は、幼いころから花火が大好き。今年も、中学3年の長女(14)、小学6年の長男(11)と一緒にやるのを心待ちにしている。しかし、悩みの種は花火をする場所だ。住んでいるマンションは、敷地内で火を使うことが禁じられている。

 自宅で花火ができない人にとって、頼みは地域の公園だ。ただ、花火をしていいかどうかは自治体によって異なる。国際おもちゃ花火協同組合(東京都)の専務理事、能勢健作さん(71)は「花火をやる際は、自治体や公園の管理者に必ず確認をして」と呼びかける。

 例えば、岐阜市や愛知県春日井市、三重県四日市市などでは、市が管理する公園での花火は禁止。火が周囲に燃え移る危険があるなどとして、条例で公園での火気の使用を禁じているためだ。一方、普段は禁止している愛知県一宮市は2年前から、学校の夏休み期間に限り、午後9時までに終わらせることなどを条件に、手持ち花火の利用を認めた。「花火をしたいという市民の声が多かったため」と担当者は言う。

表

 女性が住む名古屋市は、市が管理する公園約1500カ所について、手持ち花火に限り原則許可している。しかし、最寄りの公園は住宅地にあるため「煙や声が迷惑にならないかが心配」と女性。そこで、花火は毎年、市内の夫(45)の実家に行った時に楽しんでいる。公園が民家から離れているため、家族みんなで満喫できるという。「もちろん、ごみはきちんと持ち帰るなど苦情が出ないようマナーは守っている」と話す。

 少し窮屈なようにも思えるが、気持ちよく遊ぶには周囲に気を配ることが欠かせない。花火を許可している自治体も、それぞれ▽大声で騒がない▽大きな音の出る打ち上げ花火は使わない▽近所に煙が流れないよう風向きには注意する-といったルールをホームページで示すなどして注意を促している。どれも当たり前の内容だが、夢中になると忘れがちなため、親子でしっかり気をつけたい。

 こうした環境の変化を受け、人気のある家庭用の花火は様変わりしている。おもちゃ花火の輸入や販売をする「若松屋」(愛知県西尾市)常務の鈴木秀紀さん(54)によると、「以前は主流だった、大きな音が出る打ち上げ花火やロケット花火は減っている」。売れ筋はインスタ映えを狙った花火。スマートフォンのカメラできれいに撮れるよう、色が何色にも変化する花火や、煙が少なかったり、1分近く燃え続けたりするものが人気という。

 火薬を使う花火は、あくまでも危険物。最も重要なのは安全面への配慮だ。日本煙火協会(東京都)専務理事の河野晴行さん(69)は「子どもだけで遊んで事故を起こす例は少なくない」と指摘。「必ず大人が付き添って、本体や包装に書いてある注意をよく読み、子どもにも説明してから遊んで」と話す。花火を振り回したり、一度にたくさんの花火に火をつけたりするのもやけどのもと。サンダルなど肌の露出の多い靴や火が移りやすい化学繊維の服も避けることが肝心だ。

(2019年8月2日)

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