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鶏肉、加熱不十分に注意を!

カンピロバクター食中毒、名古屋市内で多発

グラフ

 加熱が不十分な鶏肉などによって引き起こされる「カンピロバクター食中毒」が今年に入って名古屋市内で多発している。既に昨年1年間を上回る4件が発生。鶏肉は牛や豚と違って生食の規制がなく、飲食店では鶏刺しやタタキが提供されている。市は生や半生の鶏肉を食べず、十分に加熱された料理を選ぶことを推奨。特に20代の患者が多いため、大学生の意見を取り入れたクリアファイルを作るなどして注意を呼び掛けている。 (中山梓)

 カンピロバクターは鶏などの腸内に存在し、生の鶏肉や鶏レバーには6割以上の確率で付着している。潜伏期間は平均3日で、腹痛や下痢、発熱を引き起こし、後遺症として手足のまひなどの「ギラン・バレー症候群」を発症することもある。

 市によると、過去5年の発生件数は20件で患者は124人。2017年は近年で最も多い10件が発生し、患者数は64人だった。5月から9月に多く発生している。新鮮でも安全ではなく、表面を焼いたタタキ、湯引きしたしもふりにも菌は残る。中心部の色が変わるまで十分に加熱し、生肉に触れた手や包丁、まな板は洗浄、消毒することが必要だ。

 生肉を巡っては、11年に福井県などで焼き肉店で提供されたユッケを食べた幼児ら5人が死亡。生食用牛肉の提供基準が厳格化され、牛の生レバーの提供、販売が禁止、その後、豚の生レバーと生肉も禁止された。市の担当者は「規制のない鶏の生肉を食べる機会が増えたのが、近年多発している原因ではないか」と話す。

市が若者の意見を取り入れて作成したクリアファイル=名古屋市役所で
市が若者の意見を取り入れて作成したクリアファイル=名古屋市役所で

 患者の6割は20代。市は若者に注意を呼び掛けるため、栄養学を専攻する金城学院、至学館、椙山女学園、東海学園、名古屋学芸、名古屋女子の6大学の学生から意見を聴取し、インスタグラムのようなデザインを取り入れたクリアファイルを作成した。「鶏のタタキ食べたらマジお腹痛い・・・大丈夫だと思ったのに・・・」と投稿の様子を再現。注意点や対策なども紹介する。

 市の担当者は「食中毒は対策を知れば防ぐことができる。宴会はせっかくの楽しむ場。おいしく安全に食べてもらいたい」と呼び掛けている。

(2019年7月10日)

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