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豊根村が保育料を完全無償に

国に先駆け今月からスタート

保育料が完全無償化された村立杉の子保育園の園児たち=愛知県豊根村上黒川で
保育料が完全無償化された村立杉の子保育園の園児たち=愛知県豊根村上黒川で

 愛知県豊根村は今月から、保育料の完全無償化をスタートさせた。今秋始まる国の無償化措置を前倒し、所得条件などの規定も撤廃した。子育て世代の支援を通し、持続可能な村づくりにつなげていくという。

 国は10月から5~3歳児の保育料を所得条件なしで、2~0歳児は住民税の非課税世帯を対象に、それぞれ無償化する。

 豊根村はこれに先駆け、2019年度当初予算に経費170万円を計上。奥三河三町村では初めて、村内の5~3歳児10人と2~0歳児7人の保育料の無条件無償化に踏み切った。

 人口1200人足らず。県内最小の自治体の先進的な取り組みの背景には、村の存続への強い思いがある。伊藤実村長は子育て世代の支援を政策の柱に据え、結婚・出産祝い金の支給、子どもの医療費や保育園給食費、通園・通学バス代の100%助成、給食費の無料化、高校生の下宿代補助などさまざまな支援制度を設けてきた。

 村民1人当たりの所得は、東三河の平均を100万円ほど下回る。一方、村内で子ども2人を持つ家庭に対する村の年間支援額は1世帯当たり100万円を超すとの試算もある。この金額を所得に加算すれば、東三河の平均にほぼ匹敵する。

 伊藤村長は「子どもは地域の宝。安心して暮らせる村づくりに子育て支援は欠かせない。財政は厳しいが、頑張って『日本一の子育て支援の村』にしていきたい」と語った。

(鈴木泰彦)

(2019年4月13日)

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