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ショッピングカート、買い物しやすさ追求

岐阜県笠松町・スーパーメイト

ヒット作の2人乗り用ショッピングカートを紹介する山下定良社長=岐阜県岐南町の物流センターで
ヒット作の2人乗り用ショッピングカートを紹介する山下定良社長=岐阜県岐南町の物流センターで

 「理想的! 早く全国に広まってほしい」。昨年5月に発売した新型の2人乗りショッピングカートが、ツイッターを通して全国の母親の反響を呼んだ。

 立ち乗り用のステップ台といすを備え、4~6歳の子どもと1~4歳未満の幼児を同時に乗せられる。幼児は兄や姉、親と顔を向き合って座ることになり安心感が高まる。

 「2人の面倒をみるのが大変」「じっとしてくれない」との悩みに応えた製品だ。

 同社は、大手スーパーやドラッグストア、コンビニエンスストアに年間18万台のショッピングカートを提供。国内シェアの約4割を占め、「トップ企業」を自負する。国内で製品を企画し、中国の業者に製造を委託している。

 半世紀前、住宅の営業マンだった現社長の山下定良さん(76)が、国内で増えつつあったスーパーに着目し、プラスチック製の買い物かごの販売を始めたことが創業のきっかけ。商品や手を傷つけないように内側の面に丸みを持たせたかごを売り歩いた。スーパーが大型化した1970年代後半、米国製の輸入カートを使うことが多かった小売店向けのカート販売を始めた。

 「お客さまの声をカタチに」をモットーに、スーパーと買い物客の使い勝手を第一に考え多様な商品を提案してきた。「ほとんどの商品が客との対話や要望から生まれている」と、山下社長は語る。

 例えば、3個以上のかごが同時に載せられるカート。買い物客は、かごがいっぱいになってからレジに向かう傾向があるが、大型カートでは狭い通路ですれ違えない。そこで幅を細身に保ちながら、上下3段にかごを載せられる商品を開発。東北地方のドラッグストアが導入したところ、客単価が600円増えた。パイプの断面を楕円(だえん)形にし数センチでもカートの幅を小さくするなど、細部に至るまで買い物しやすさを追求する。

 子どもから高齢者までが扱うカートは、安全面も重要。アルミ製のものは持ち手を二重構造にし、外側の層が割れても、けがをしにくいようにした。タイヤも髪の毛や糸を巻き込みにくいように工夫した。

 「親友のようにスーパーから信頼される企業でありたい」と山下社長。社名の由来に、客に寄り添う姿勢が表れている。(竹田弘毅)

 スーパーメイト 1973(昭和48)年、岐阜市に現社名で創業。87年に岐阜県笠松町に本社を移した。従業員80人。売上高は20億円。岐阜県内の本社、物流センターのほか、横浜市にショールーム、東北から九州までと中国・上海の6カ所に営業拠点を構える。

(2019年3月19日)

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