オピ・リーナ opi-rina
menu
オピ・リーナ opi-rina
ニュース 中日新聞ニュース

「豚コレラ」って? Q&Aまとめ

人にはうつらず食べても無害

 家畜伝染病「豚(とん)コレラ」を巡り、岐阜県各務原市の養豚場で29日、新たに感染が確認された。ウイルスの運び役の一つとみられる野生イノシシの感染も岐阜、愛知両県で計100頭を超え、勢いは収まらない。現状や見通しをまとめた。

Q 豚コレラとは?

 豚とイノシシがかかるウイルス性の家畜伝染病。人には感染せず、感染した豚やイノシシの肉を食べても人体には影響はありません。

Q では何が問題なの。

 豚への伝染力が強く、致死率が高いので、発生した養豚場で飼われる豚は全て殺処分されてしまいます。生産者には死活問題で、周辺の生産者も出荷制限を受けます。

 日本は1992年以降は豚コレラの発生がなく、国際機関に「清浄国」と認定されていましたが、政府は昨年9月の岐阜市内での豚コレラ発生後、豚肉の輸出を停止。今も多くの国へ条件付きの輸出停止が続いています。

Q どうして感染が広がったの。

 国の疫学調査チームが調べていますが、感染経路は不明。感染したイノシシのほか、鳥や小動物、人、車などに付着してウイルスが広がった可能性がありますが、はっきりしません。

Q 現在の対策は。

 感染が確認された飼育施設で、全頭を電気ショックや薬物の注射などで殺処分し、焼却せずに袋に詰めて敷地内などに掘った穴に埋めます。周囲は消毒を徹底します。

Q 過去の対応は。

 豚コレラはかつて全国的にまん延していたが、養豚場がワクチンを接種することで撲滅につながり、2006年に接種は全面中止されました。国は今もワクチンを備蓄しますが、現時点で接種には否定的です。ワクチンを解禁すると清浄国とは認められず、輸出への影響が長期化する恐れがあるためです。

Q 終息の見通しは。

 豚とイノシシの新たな感染をなくさなければならないが、現状では防疫を徹底した県の研究施設ですら発生しています。「終息まで2、3年はかかると覚悟する必要がある」と指摘する専門家もいます。

(2019年1月30日)

<< 前の記事 次の記事 >>

News 中日新聞ニュース

Today's Fotune 今日の占い

Mail Magazine 登録無料

下記フォームより
メールアドレスの登録を行ってください

> 登録 >>メルマガについて
ページトップに戻る