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ブランド豚守れ!受精卵凍結保存へ

愛知県が豚コレラ対策 来年度、実用化前倒し

 岐阜県管理施設の豚が相次いで家畜伝染病「豚(とん)コレラ」に感染した問題を受け、愛知県は2019年度、県農業総合試験場(同県長久手市)が研究開発している受精卵の凍結技術を生かし、ブランド豚の繁殖に使う種豚などの受精卵を凍結保存することを決めた。実験段階にある技術の実用化を前倒しし、豚コレラの愛知県内への感染拡大に備えた緊急対策として活用することにした。

 受精卵の凍結保存技術は牛では既に農家などで広く使われている。一方、豚の卵子は脂肪分が多く、解凍後に育つ成功率が低いため、岐阜県は凍結保存していなかった。県畜産研究所養豚・養鶏研究部(同県美濃加茂市)で県産ブランド豚「ボーノポーク」の種豚が殺処分の対象となったことで生産への影響が懸念されている。

 愛知県の試験場は20年以上前から凍結受精卵の研究に取り組んでおり、06年には凍結した体外受精卵から子豚を誕生させることに世界で初めて成功した。簡易で成功率の高い手法の確立に向けて実証実験を続けている段階だが、県は精度が向上してきたとして、実験ではなく、初めて実用を前提とする保存目的でこの技術を活用し、ブランド豚の感染に備える。

 全国で10番目に多い33万頭の豚が飼育されている愛知県では、試験場が独自開発した豚を原種として、県畜産総合センター(同県岡崎市)で100頭ほどの種豚を飼育。センターの種豚が産んだ子豚は年間300頭ほどがJAあいち経済連などに出荷され、「みかわポーク」「あつみポーク」などのブランド豚として販売されている。

 19年度春以降、こうした試験場で開発中の新品種の豚やセンターで飼育している種豚について、受精卵を凍結保存する方向で手法を検討している。

 県畜産課の担当者は「センターで感染が確認され殺処分した場合でも、出荷先の農業団体などから子豚を買い戻すことはできるが、凍結保存により交配前のより純粋で高品質な種豚を残せる」と期待している。

(2018年12月17日)

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