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丸栄の顧客、テナント争奪戦!

人気店、移転先でも売り上げ好調

丸栄から松坂屋名古屋店に移転した養老軒=名古屋・栄で
丸栄から松坂屋名古屋店に移転した養老軒=名古屋・栄で

 名古屋・栄の老舗百貨店丸栄が閉店し、75年にわたる歴史を閉じてから1日で1カ月。市内の競合百貨店は丸栄の優良テナントや常連客の獲得に動いており、2017年に年間100億円を超えた丸栄の売り上げを各店が奪い合う構図になっている。(竹田弘毅)

 ある百貨店関係者は「閉店を見越して各部門の担当者がテナント誘致や外商が抱える優良顧客の獲得に動いていた」と明かす。老舗だけあって外商部門を中心に優良顧客を多く抱えていたとされる。

 丸栄から松坂屋名古屋店(名古屋・栄)の地下食品売り場に移った和菓子店「養老軒」(岐阜県川辺町)は、移転後も名物のフルーツ大福は以前と同様、週末に1000個以上を売り上げる人気ぶり。名古屋市内で唯一の常設店だったため継続して営業を求めるファンの声が強く、松坂屋の呼び掛けに応じた。丸栄でも店頭にいた荒川祥帆(さちほ)店長(32)は「若い客が増えて客層が広がった」と話す。

 三越では1日、丸栄で営業していた中古着物を扱う店がオープン。ジェイアール名古屋高島屋(名駅)は、丸栄の名物企画展だった「鉄道模型展」を一部引き継ぎ、6日まで開催している。

 丸栄から最も近い名古屋三越栄店では7月、生鮮食品や調味料などの売り上げが1割近く伸びた。松坂屋も鮮魚や総菜が前年を上回った。

 一方、丸栄の閉店によって同店が面していた広小路通の人通りの減少が想定される。既に丸栄向かいで路面店を構えていた服飾店が8月に大津通沿いの三越店内に移転。不動産関係者は「人通りが途切れることを懸念したのでは。今後も同様の移転が進む可能性がある」と分析する。

 丸栄は会社としては存続し、経理や総務、外商の部門が活動を続けている。建物は9月から15カ月かけて取り壊し、親会社の医薬品メーカー興和(名古屋市)が跡地の再開発に着手する。

(2018年8月2日)

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