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映画パーソナリティー☆松岡ひとみのシネマレポート!

大沢たかお×賀来賢人×岩田剛典共演。日本の近未来を描いたサスペンス超大作『AI崩壊』

2020年1月27日 09:00 | コメント(0)

大沢たかお×賀来賢人×岩田剛典共演。日本の近未来を描いたサスペンス超大作

1月31日公開「AI崩壊」

入江悠監督、主演の大沢たかおさんにインタビューさせていただきました。

本作は、入江監督のオリジナル作品で、AIの暴走により、テロの容疑者となった天才化学者の決死の逃亡劇を描いています。

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さて、昨年は平成から令和に変わり、日本は歴史的な年になりましたね。

私、昭和の女なのでなんだかおばあちゃんになった気分です(笑)

2020年という新しい年になり、この20年を振り返ってみると、“テクノロジー”の進化によって世の中の動きが猛スピードで進んでいます。

1995年公開のサンドラ・ブロックの「インターネット」というネット犯罪を扱った映画があり、まだネットが普及していない時代だったので、映画の中での出来事で絵空事としか思えなかった。

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それからすぐにインターネットが普及して、サイバー犯罪と言う言葉が日常的になりました。

また、ディズニーピクサー映画「ウォーリー」で描かれていたように、人間の体は衰えPCの前に座っているだけで、必要なことはAIやロボットがすべて動いてくれる。これも映画の中だけの話ではなく、近い将来の人間の姿ではないでしょうか。

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(C)2008 WALT DISNEY PICTURES/PIXAR ANIMATION STUDIOS. ALL RIGHTS RESERVED.

「AI崩壊」は、国民の生活を支えるAI(人工知能)が欠かせなくなった2030年の日本で、暴走をはじめたAIによって社会機能が麻痺し、想像を絶する大惨事が起こるかも知れない、そして起きてしまったらどうなるか?!その後者がサスペンスフルに描かれていきます。

ハリウッド映画ではこのような近未来映画は数多く描かれていますが、日本映画で人工知能を扱ったここまでの壮大なスケールで圧倒的なリアリティをもって描かれたのははじめてじゃないかな。

物語の中盤では、AIの暴走が加速して、ついには人間の選別をはじめます。

90年代にイーサン・ホーク主演、ユマサーマン、ジュード・ロウ共演の「ガタカ」という人間の選別をする映画がありました。

 

これは生まれる前からDNAで選別。遺伝子操作により管理されているので、劣性遺伝子はどうあがいても努力しても、つきたい職業につけないという。

海外ではこれら近未来を危惧するような作品を20年前に多数作られていたのです。そのころ近未来が設定でしたので、2020年の今すでになにか起きてもおかしくないということです。余談ですがジュード・ロウがまだ無名で、本作で美しい肢体を披露しています。←ファン目線

それからAIというとわたしはキューブリックの「2001年宇宙の旅」のHAL9000を思い浮かべてしまう。

たしか2001年のAIは目(レンズ)の形をしていたと思うけど、今回のAIは女性的なフォルムなのです。

人類の母というイメージなのかな。全ての人に愛をというメッセージが込められているような気がします。

 

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「AI崩壊」この作品でもっとも大切メッセージは、便利な世の中になったことで希薄になってしまう人間関係、家族との関係性。医療など体を治療することは出来ても人間の心はAIには操作できません。最新テクノロジーオンパレードの中にも、アナログ的キャラクターも登場します。このさじ加減がとてもうまく構成されているんです。AIと生身の人間がどう向き合って行くのか。これは今後私たちの大きな課題です。

いろいろ考えさせられますが、観賞中は難しいことは考えず、近未来クライムサスペンスエンタテイメントとして楽しんで欲しい。

サスペンスフルな逃亡劇は見る側も手に汗握る緊迫感!

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また、本作は名古屋で重要なシーンが撮影されているんですよ〜。愛知大学や109シネマズ名古屋の近く、“名古屋ささしまライブアンダーパス”を封鎖して大がかりなカーアクションシーンが敢行されました。中京テレビのアナウンサーも出演していますよ。見慣れた風景が映画に映し出されるとニヤリとしちゃいます。

 

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そんな中京テレビ内で、監督と大沢さんにお話を伺ってきました。

自主映画時代から未来社会を描いていたという監督。しかし、未来映画は自主映画ではむつかしいと考えていたところ、「22年目ー告白私が殺人犯です」のプロデューサーから近未来の人工知能を使った話はどうですか?という提案があり、オリジナルで脚本を書きはじめ、そしたら大沢たかおさんが興味を持ってくださっていると聞き、現実化したそうです。

この規模でオリジナル脚本というのは稀なこと。大沢さんはとても興味を持ち、「ハリウッド映画では近未来は多く描かれていますが、日本映画でしかもオリジナルで挑戦するときいて、ワクワクするにきまっているじゃないですか!」と微笑みながら「自分の俳優人生でトライしたいと思った作品だ」と力強くコメントしてくださいました。

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そして、「ワクワクしたオリジナル脚本」については「半分以上は恐怖=危険、このスケールで勇気あることをするプロデューサーや監督はなかなかいない。

数少ないきっかけになるプロジェクトに乗って僕も自分の名前をそこに残したい」と参加した意気込みを振り返りました。

大沢さんは、20年前からずっとインタビューや舞台挨拶の司会をさせていただいてますが、今までは監督と現場で話し合うことをあまりしていなかったと記憶しています。

ところが今回は、監督ととことんキャラクターを作っていく演技プランなどを話したそうなんです。それにも理由があって、監督は、監督であり、この映画の原作者。

「全ての正解は監督の頭の中なので、ルールもなければ正解もわからない。大沢さんは自分で感じたことはすべて話し、良し悪しも全部教えて欲しいと御願いしてました。でもこれもオリジナル脚本だからこそです」。隣で大沢さんの言葉をうなずきながら聞いていた監督が、「楽しかったですよ」と乗り出してきた。

「なんだかモノ作りの原点にふれさせていただきました」と大沢さんとのセッションを楽しそうに話し。もの作りの原点というのは大沢さんと会話してとれも楽しかったこととさらに深く教えてくれました。

監督は今まで俳優とは会話しなかったけど、、「もっと俳優達とキョリを縮めよう!もっと話そう!」と思ったそうです。俳優と一緒に作る=原点回帰ということですね。

近未来、最新テクノロジーが題材の本作だからこそ、人間的な要素が必要だったのでしょう。

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今回「刑事の勘」で動くまもなく引退となる刑事を三浦友和さんが演じ、その部下が広瀬アリスさん。

この二人は近未来の映画の中のアナログ担当なのです。

監督は、この二人を登場させて理由を話してくださいました。「人間臭さはこれからもずっと残っていくと思うんです。面と向かって話すことによって相手がなにを考えているのか、何を感じているのかがわかる動物的な勘は、これからも残っていくので、アナログ人間に希望を込めてつくりました」

また大沢さん演じる桐生も最新テクノロジーの網をくぐって逃亡しなけらばならない。つまりそれはアナログ逃走になるわけですよ。「逃げる桐生」「監視されている自分」を見せる演技は俳優としてみられているという感覚とは少し違うのではないだろうか。

大沢さんは、「桐生だから、逃げれますよね。僕だったら最初の一歩でつかまります(笑)桐生は天才なので、テクノロジーのプロですから全てわかる。どうやって人と連絡をとるか、誰の携帯を使うか、だれのパソコンを使えばいいのか。なんてことは僕レベルでは思いつかない。彼は(桐生)は開発した人間なので頭をフル回転するわけです。その天才の頭になるため理屈で持っていく必要がありました。AIを開発した天才ですが生身の人間。ここからのシーンは、何を理解して、理解しないのか、理屈で覚えないと動けなかったです。彼の感情ひとつづづ図にした演技を構築していきました」

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カメラを意識しながら、そこにある小道具の監視カメラを交わしたり、時には相手を惑わすような仕掛けを作ったりと桐生も大変だ!

ほぼ出ずっぱりですからね〜見る側は逃げる桐生のと同じ目線で、何がどうなっているかサスペンスも謎解きながら、どっぷり物語に入ってしまうと思います。

 

桐生の亡き妻の弟に賀来賢人さん。福田雄一組とはまったく違うシリアスでクールでいて家族思いな青年を演じています。つまり変顔とかなし、軟体動物でもありません。

とことんカッコイイ。

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岩田くんは警視庁のキャリア役

彼もまた、テクノロジーの使い手で、桐生に憧れていたもと研究者で現警察庁警備局理事官。テロリストとされてしまった世間公表目前のAI「百眼」で追っていくことになります。

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AI「のぞみ」の開発者VS AI「百眼」の戦いであります!

 

最新テクノロジーによって、どこにいても隠れても見つけられちゃうのです。その捜索&監視システムがすごいっ。

つねに誰かに監視されていると思うと恐い・・・。

しかし、AIのぞみはもともと人間の命を守り、生活を豊かにするAIです。

これからの時代はこのような医療AIとどのように向き合って行くのかがとても重要な課題だと思いました。

最後に、

大沢さんからみなさんへのメッセージをいただいてますよ〜

「いまから10年後、AIがご誤作動を起こし日本中をパニックにおとしいれ、そこでとまどう人々や主人公をはじめいろんな人間模様を描いています。

 

今ぼくたちの想像出来ない世界ではなく、ぼくたちにも起こりうる事件になる話です。遠い未来のエンタテイメントをみるのではなく、現代社会からみた10年後。

自分たちも同じ体験をして同じ恐怖を味わって、なにか解決策を見つけながらエンタテイメント作品を楽しんでほしいです」

 

 

 

1月31日公開「AI崩壊」http://wwws.warnerbros.co.jp/ai-houkai/

配給ワーナーブラザース映画

監督・脚本 入江悠

出演 大沢たかお 賀来賢人 広瀬アリス 岩田剛典 高嶋政宏 芦名星 余貴美子 玉城ティナ 三浦友和 松嶋菜々子

主題歌 AI

 

(C)2019「AI崩壊」製作委員会

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松岡ひとみ

松岡ひとみ
レポーター、テレビタレントを経て、2010年から映画パーソナリティとして活動。東海地区を中心に、新作映画のみならず旧作から自主映画、短編映画まで取材し、テレビやラジオ、雑誌など各媒体で紹介。また、新作映画の舞台挨拶・記者会見の司会など、東海地区を中心とした映画イベントシーンにおいて欠かせない存在で、通称「映画のお姉さん」。様々な監督との交流も深く、日本各地で映画監督が主催の映画祭に行くことが趣味。
“映画伝道師”として多くの方に映画を愛していただけるような人になるのが夢です!

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