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映画パーソナリティー☆松岡ひとみのシネマレポート!

絶賛公開中「人間失格 太宰治と3人の女たち」蜷川実花監督&小栗旬 名古屋舞台挨拶レポート

2019年9月16日 21:01 | コメント(0)

 

 

9月13日金曜日から公開中の「人間失格 太宰治と3人の女たち」公開記念舞台挨拶がミッドランドスクエア シネマにて行われました。

舞台挨拶の冒頭の挨拶から、「舞台挨拶に遅刻しそうになった!」と、ライブ感満載トークでお客様を和ませてくださったお二人。

短い時間でしたが、名古屋初だし撮影秘話など話していただき、中味の濃い舞台挨拶で来場のみなさまも大満足だったと思います。

 

 

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写真提供winkey(ウィンキー)

 

ここだけの話、舞台挨拶登壇前にバックヤードではこんなことが起きていたんです。

前日の大阪のキャンペーンを終えての名古屋入りでしたが、どうやら大阪で渋滞に巻き込まれて新幹線に乗り遅れてしまったと大阪チームから報告が入り、

控え室で待つスタッフ陣がそわそわしはじめ、到着時間から逆算したりして名古屋の交通状態も予想し、

「もし到着が開演に少し間に合わなかったら」という最悪の事態にそなえて

司会の私は一人しゃべりで繋がなくてはいけないので、準備をしておりました(笑)

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(楽屋のディスプレイはミッドランドスクエアシネマのスタッフの手作り)

 

ご一行様はなんとか間に合い、5分前には舞台袖へ。

無事に時間通りにお客様の前に登壇していただく事が出来ました!よかった〜

到着した時はめちゃくちゃカジュアルな装いだった小栗さんだったので、お着替えして、開演2分前に

舞台袖で挨拶しようとキョロキョロ小栗さんを探していたら、

「もう(小栗さん)スタンバっていますよ。」とスタッフにいわれ、振り返るとビシッとスーツ姿の小栗さんがいました(笑)

実は一番私が焦っていたのかも!

 

さて、本題に入りますよ〜

 

 

小説『人間失格』は、ベストセラー作品を連発した天才作家・太宰治の遺作。

累計1200万部以上を売り上げた、“世界で最も売れている日本の小説”です。

この小説よりもドラマチックだった人間に失格した男の物語に魅力を感じ、

世界で活躍する映画監督の蜷川実花が構想に7年費やし、天才作家・太宰治のスキャンダラスな恋と人生を、

監督ならではの解釈とビジュアルで描いたのが映画『人間失格 太宰治と3人の女たち』です。

 

物語は『人間失格』を書き上げるまでの太宰治と正妻・美和子、作家志望の愛人・静子、最後の女・富栄と並行して関係を持ちながら自堕落な生活を送り、

自殺未遂を繰り返した果てに、愛人と川に身を投げるまでを太宰治自身と彼を愛した3人の女たちの目線から、事実をもとにしたフィクションとして描いていく。

 

大幅に減量も敢行し、究極のダメ男でモテ男を演じた小栗旬さんの太宰治が

あまりにもセクシーでチャーミング。身近にいたら私も絶対恋に落ちてしまうだろう。

 

  

 

私が最初の観客でした♥️

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この舞台挨拶は上映後だったので、ネタバレオッケーで心置きなく質問をさせていただきました。

まず監督に「小栗さんの太宰治、色っぽかったです〜」と感想を言うと

「そうですね〜色っぽかったですよね。モニターで演技をしているのを見ているので、

わたしが、最初の観客なので、ムフ♥️ん〜♥️って(笑)見ていました」

「一緒にいる女性達によって、たとばキスの仕方ひとつとっても違うので、いろいろな小栗君がみられるのも見どころの一つだと思います。」

 

小栗旬さんの起用は比較的早い段階で、太宰治=小栗旬というのが脳裏に浮かんだそうです。

 

そんな監督のラブコールを受けて、小栗さんに太宰治の役作りについてきいてみました。

 

映像が残っていない分、演じやすかった。

>歴史上の人物でも(太宰治)近代の方ですから、(演じるにあたり)とても難しかったのでは?

 

小栗さん「そうですね。例えば三島由紀夫さんは映像や音声ものこっていますらどういう話し方をした人かがわかっています。

太宰さんは写真は残っているのですが、動いている姿がほとんどなくて、どんな声をしているのか想像がつかなくて、

そこはすごく難しいところでした。逆にいうと太宰治ファンもそれを(声)を知らないと思うんです。そういう意味では実在している近代の方中でもあの人ってこうだよね?

というのがないというのは演じやすかったです。だって、太宰ファンの方に“”アレは違う”といわれても “いや、会ったことないでしょ。”っていえますよね、(笑)」

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太宰治のイメージとは?

 

>監督が太宰治について調べていくうちに、最初の太宰イメージと、映画を撮り終わってからの彼へのイメージはかわりましたか?

 

蜷川さん「肉体をもって演じていただくと、“ああ、こういう人だったのかな”と凄く思いますね。

起きている事柄だけを追っていくと女性に対して酷い男だと思いますが、それがあらがえない男性の魅力として表現出来たので小栗君に頼んで良かったなと思います。」

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これはコメディか?ホラーか?

冒頭で、別の女性と入水自殺を図るシーンがあり、助かった太宰が「死ぬかと思った」と発したときに思わず噴き出してしまいました。

>この映画はスリリングな物語ですが、笑いもありますよね?

 

蜷川さん「これコメディですよね?コメディかホラーか。」

 

小栗さん「完全な喜劇です。二階堂さんが演じる冨栄さんは後半はホラーみたいですもの」

 

蜷川さん「それが、ほぼほぼ実話だってところが背筋がゾッとしますね。」

 

小栗さん「滞納していた税金が太宰のもとに届いたときは泣いたらしいですよ。泣き上戸だったらしいですよね。ひょうきんな方だったとも。

    いや、ほんとに太宰は興味が尽きないですよね。」

 

太宰と女たちを取り巻く超豪華な男性陣キャストもこの映画の見どころの一つ。

太宰を崇拝し、執筆を依頼する若き出版社の編集者 佐倉潤一を演じた成田凌さんについてきいてみました。

 

 

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成田凌は可愛い子、とっても可愛い子

>太宰の近くに一番居た編集者の佐倉を演じた成田さんはいかがでしたか?

小栗さん「佐倉くん?うん、よく撮影現場の外を走っていましたね。一つの場所にいるのが苦手なんでしょうかね。

後半は(僕)けだるくなっていたので、一度座ったところから動かなかったんですけど、

佐倉くんはエネルギーが有り余っているのかスタジオの外を走り待っていましたね(笑)『カツベン』という映画の撮影を撮り残していて不安も感じていたみたいでしたよ」

(役名で呼ぶところが小栗さんらしいです)

蜷川さん「二人は、とても仲良しになったんだよね?」

小栗さん「可愛いです、とってうも可愛い子です。」

 

二人が対峙するお祭りのシーンがとても印象的。

賑やかなお祭りの音、カラフルな風車を背景に成田さん演じる佐倉が太宰に対して

「人間失格」書いてください。と哀願するシーンについてお聞きしました。

 

小栗さん「三鷹のシーンは楽しい撮影でしたね。」

 

蜷川さん「あれは長回しでクレーンで二人の芝居にすごく寄ったんです。エキストラもたくさんいらっしゃって、何テイクも撮っていたんです。

イヤホンで芝居の直前の二人の会話が聞こえちゃったんですけど、“俺たち絶対間違えないようにしような!”って気合いがすごくはいっているのが聞こえて(笑)」

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小栗さん「タイミングがあわなくて何テイクもやったんです。テイクが重なっていくうちに

もしかしたら、最高のタイミングになるときに、どちらかが間違えたらヤバイじゃないですか。

あれはもう、(演じていて)シビれましたね。“絶対に間違えないように、間違えないようにしようなって”。」

 

蜷川さん「ボソボソと二人が話しているのがイヤホン通じて全部聞こえているので面白かったですね。」

 

小栗さん「緊張感ありましたね。」

 

続いて、蜷川監督の前作「Dinerダイナー」で主演をされたで藤原竜也さんとのエピソードについてお聞きしました。

(藤原さんは、太宰の同志である坂口安吾を演じています。)

 

蜷川さん「あのシーンはすごく面白かった。名シーンですね。竜也、おもしろかったよね?」

 

小栗さん「面白かったですね。“なんでオレがお前の映画にでなきゃいけないんだよ”って言われましたけど」

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2シーンで強烈な印象をのこす藤原竜也とは?

小栗さん「凄いですよ。やっぱり。何だろうね、あの見る人みんなの視線を集める力、やっぱり凄いですよ、彼は。」

蜷川さん「竜也は、一回目と二回目で、芝居の作り方が全然違うんです。最初はあの場を全部使う芝居で、“はい、でました藤原竜也!”という感じだったんですけど

次は座ったままで静かな芝居をするんです」

小栗さん「藤原君は、会うといつも何も考えていないような人ですが、あのシーンをやったら“この人ものすごく考えてきてる!”ってビックリしました。ほんとに凄い人です。」

蜷川さん「いつもは長渕剛しか歌わないんですけどね。何回も同じ唄を歌うんでいつもつっこんでます(笑)。」

 

監督の周りにはいつも人がいっぱいな和やか現場

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小栗さん「一流のスタッフが揃っているので現場の環境作りがよくて、

ぼくたちは(現場に)行けばいいだけ。ピリピリしているような感じはなかったですね。無駄な大変さはなかった。

自分は居心地はよかったけど後半はピリピリしていたかな。」

 

蜷川さん「ピリピリはなかったですよ、後半は小栗くんが、どんどん痩せていくので体調が大丈夫かなと心配はしていました。

ずっと座長として素晴らしかったです。私が座っているモニターのところにすっと寄ってきてきてくれましたしね。」

 

小栗さん「(宮沢)りえさんも家の撮影の時、監督の近くにいましたよね」

蜷川さん「この現場は、みんながわたしの周りにいてくれた。成田くんは謎のチューイングガムをくれたり(笑)。良い現場でしたよ」

 

この後は、お客様のお二人の2ショット写真撮影、そして監督自らiPhoneをとりだしてのお客様バックにしての撮影大会と楽しい舞台挨拶になりました。

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舞台挨拶後、着替えが終わったのに私服で記念撮影してくれた監督。気さくだ〜!

おまけの話

二回目はマスコミが入っていなかったのですが、またまったくちがうお話で盛り上がりました。これは舞台挨拶にいらっしゃったお客様だけのプレミアってことで、多くは話しませんが、

その中で少しだけ、紹介。

ご覧になったかたは気がついたと思いますが、3人のキャラクターにはテーマカラーがあります。

美和子はパープル、静子はピンク、富栄は赤。太宰も色があるのかとお尋ねしたら、

裏テーマとして“青”だそうです。“青”とおもって見ているといろんな発見があって面白いそうです。

そして小栗さんに、監督は“何色?”と質問したら

ものすご〜く考えてから

“花柄”だそうです。そしていつも現場で笑顔を絶やさない監督に対し、最高の褒め言葉として「天然のクレージー」とキャッチフレーズをつけていましたよ。

監督は、「それやばい人じゃ〜ん」といいつつ嬉しそうでした♪

 

役作りでかなり減量した小栗さんですが、見事に体重が戻りガッチリしたスーツの似合う体型に戻っていて良かったです。

この映画を観るとラストはとくにガリガリで病的だったから誰もが心配する理由がわかりますね。

そうそう、小栗さんが冗談で、“この後はマイティーソーのようになります!”と、言っていましたが本当かな〜?!(笑)。

 

 

主題歌は東京スカパラダイスオーケストラの「カナリヤ鳴く空」。

これは7年前、監督がこの作品に着手したときからずっと聞いていた曲だそうです。

スカパラの曲が、エンディングで流れると

あの世で太宰がこの世で過ごしたように楽しく破天荒に過ごしているんじゃないかと思えます。

 

すでに2回も鑑賞していますが、お二人の話を聞くと『太宰治』という人物に興味津々で映画はもちろんですが、

彼の小説をもう一度読み返してみたくなりました。

そして、舞台上でも、楽屋でもまったくかわらないチャーミングな蜷川実花監督の大ファンになっちゃいました。

現在公開中の「太宰治と3人の女たち」

ぜひ大きなスクリーンでごらんください。

出演:小栗旬、宮沢りえ、沢尻エリカ、二階堂ふみ ほか

監督:蜷川実花
脚本:早船歌江子
ヘアメイク:NOBORU TOMIZAWA(CUBE)
スタイリスト:斎藤くみ(ドレス/ヌキテパ ブラック、シューズ/セルジオ ロッシ)
公式サイト:ningenshikkaku-movie.com
(C)2019 『人間失格』製作委員会

舞台挨拶写真提供 winkey(ウィンキー)

 

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松岡ひとみ

松岡ひとみ
レポーター、テレビタレントを経て、2010年から映画パーソナリティとして活動。東海地区を中心に、新作映画のみならず旧作から自主映画、短編映画まで取材し、テレビやラジオ、雑誌など各媒体で紹介。また、新作映画の舞台挨拶・記者会見の司会など、東海地区を中心とした映画イベントシーンにおいて欠かせない存在で、通称「映画のお姉さん」。様々な監督との交流も深く、日本各地で映画監督が主催の映画祭に行くことが趣味。
“映画伝道師”として多くの方に映画を愛していただけるような人になるのが夢です!

Twitter @m1103
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