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映画パーソナリティー☆松岡ひとみのシネマレポート!

映画「台風家族」3週間限定でついに公開! 市井昌秀監督&草なぎ剛さんにインタビュー

2019年9月10日 10:05 | コメント(0)

 

「9月6日公開おめでとうございます!!」

監督にお会いしたら開口一番に言いたかった言葉。

 

通常は、「こんにちは」「お久しぶりですね」からはじまりますが、

今回は心を込めて「公開おめでとう」を言いたかった。

 

みなさんもご存じのように本作は今年の6月に公開される予定でしたが、強制性交罪に問われ逮捕・起訴された新井浩文被告が主要キャストとして出演していることから公開が延期されていました。

一番避けたいお蔵入りの可能性もささやかれていましたが、上映を待ち望む多くのファンの力で公開が決定したのです。

事件が起きてからというもの市井監督のTwitterを毎日確認して、気になってしょうがなかった。公開がきまったときは、おもわず「ヤッター!」と声が出てしまいました。

たぶん、ちょっとジャンプしたと思う(笑)

 

公開を迎えることができた喜びの心境と映画の撮影エピソードを市井昌秀監督と主演の草なぎ剛さんに単独インタビューしてきました。

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映画『台風家族』は、主演の星野源を日本アカデミー賞新人俳優賞受賞に導いた『箱入り息子の恋』(13)、中島裕翔・新木優子 ダブル主演『僕らのごはんは明日で待ってる』(16)、

佐藤勝利・橋本環奈ダブル主演『ハルチカ』(17)の市井昌秀監督が“両親への思い”をヒントに、創作したオリジナル脚本作品です。

主人公の老いた両親が2000万円を奪う銀行強盗事件を起こし失踪してから10年が経過した真夏のある日に、鈴木家のきょうだい4人が“見せかけ”の葬儀を行うため集まります。

しかし、その本当の目的は“財産分与“を行うためでした。10年ぶりに生まれ育った実家に帰省し、再会したきょうだいが繰り広げる珍騒動!

欲望むきだしのきょうだいたちの様子を市井監督ならではのブラックユーモアを交えて描いたコメディ&ファミリードラマです。

 

 

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市井監督がオリジナル作品を作ることになった想い

 

「僕は富山出身なんですが、12年ほど前になりますが、30歳の時に実家から離れてほとんど実家に帰っていなかったんです。そんな罪悪感も両親に自分の映画を見せたい、

みてもらいたいとおもっていました」

「子どもの頃に、不謹慎ですけど台風が来たとき、暴風の中家族が一致団結したのを憶えていて、

台風と家族をかけあわせた映画を作りたいとアイディアが浮かんできました。」と

両親への想いをヒントに本作が誕生したことを明かしました。

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主人公の“小鉄”は以前、売れない役者を演じた時を思い出した。

 

草なぎさんが演じる鈴木小鉄は遺産争いで一円でも多く自分が遺産をもらいたいと、自分のことしか考えない“クズ男”。

長男ですが家業の葬儀屋を継がず、俳優になるため父親と大げんかして家を飛びだしてしまいます。

俳優・草なぎさんが俳優を諦めた“小鉄”をどのように演じたのか聞いてみました。

 

「以前、“蒲田行進曲”という舞台で“やす”という売れない大部屋役者を演じたことがあるんです。売れたいのに売れない。そんな“やす”を演じた時の心情を思いだし主人公の“小鉄”に投影されました。」

この役には、僕が今まで演じてきたキャラクターの要素が少しずつはいっていて、“やす”以外でも、ドラマで演じたチンピラ風の役のことも思いだしましたね。いろんな僕の中にある、

“役”をミックスさせてくれたのが、

この天才脚本家である市井監督です!」と、草なぎさんの横で照れる監督になんども「この人は天才なんです!」と連呼していました(笑)

「冗談抜きで、監督が書いたホン(脚本)が、僕の役者人生を思い出すようなキャラクターだったんです。見る方にもどこかに自分を重ねる人もいるかもしれないですね。」

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舞台劇のようなワンシュチュエーションの撮影について

 

「そうですね、ワンシュチュエーションの撮影で一番助かったのは順撮りが出来たことですね。順撮りにはこだわっていたので売れっ子のみなさんにスケジュールを

なんとか調整していただけたことがよかったです。」

「そして、葬儀屋は古民家で撮影しましたが、その近くに俳優部やスタッフが宿泊してくれたのも撮影以外でも風通しが良かったです。」

 

ワンシュチュエーションに近い撮影の中、俳優達の台詞のかけあい&演技バトルが見どころのひとつ。現場の様子を草なぎさんに伺ってみました。

 

「もう、尋常じゃない暑さだったんです。現場は今日の取材のような冷房完備がととのっていないので、頭がボーッとしてへんなところで台詞を言ってしまったり、

へんな“間”が出来たんですけど、

それがリアルな会話劇になりましたね。普通話をしているときって、“へんな間”はあるじゃないですか。それが演技に生かされて結果的にはよかったのかな。

でも、ほんとに暑くて、台詞もみなさんどんどん出てくるから、ついていくのが必死でしたよ。」「監督のこだわりだとはおもいますが、演じているときに

“スタジオのセットでいいんじゃないか?”と暑すぎて思いながら、

その“怒り”のようなものが小鉄の“焦り”“怒りとマッチして、そのおかげでリアルな演技になりました(笑)」

すると監督が「どこまで本当か、わからないですけどリアリティはでていました!」

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暑さ”について草なぎさんから反省の言葉が・・

 

「今日は、新幹線に朝早くから乗ったんですけど、名古屋の手前の三河安城駅を通過したときに誓ったことがありました。

今日は撮影現場が暑かったことはあまりいうではないぞ“ツヨシ”と自分に言い聞かせてきたんですよ・・。

すみません、やっぱり言ってしまいましたね。現場の気温だけじゃなく、監督も製作陣も人として熱いんです。

この暑苦しい人が(監督)、顔をめちゃめちゃ近づけてきて演出するんです。だからダブル暑さだったのです。」

 

監督という「台風の目」の中に巻き込まれたと現場を振り返ってくださいました。

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主人公の娘役 新人・甲田まひるさんについて。

 

「まひるさんは、今回演技をするのが初めてなんですけど、凄く良かったです」と、草なぎさん絶賛!

「監督とシーンごとにデスカッションしながら演じていましたが、勘がいいですよ。

僕の方が演技の経験は豊富なんですけど、まひるちゃんと向き合っているとその一生懸命さに僕が影響されました。」

「たぶん、父親役である僕のことはすきになってくれたと思います。後半はツーと言えばカーみたいな関係になれました。

熱いからアイスでも食べたいな〜なんて、思っていてもまひるちゃんが当たり前ですが、超真面目に演技に取り組んでいたので、僕がしっかりしなくちゃ!と正されました。

彼女の存在はとても刺激になり、まひるのおかげで僕史上最高の演技ができたと思います。

あ〜〜〜自分で史上最高の演技って言っちゃったよ!(笑)」

そして、監督には甲田まひるさんを選んだ理由を聞いてみました。

「オーデションに来たとき“鈴木ユズキ”だ!とすぐに思いましたね。そして、草なぎさんと目の感じが似ていると思ったんです。」

 

「そうなの?」とポスターでまひるちゃんの顔を見直す草なぎさん。「

だったら僕にいつか子どもが出来たら、こんな可愛い子が生まれるってこと?!」

と、ふとその一瞬ですが、まひるさんと親子という役に表情が戻ったというか、

嬉しそうな笑顔はまるで父親のようでした!

 

 

草なぎさん“初ゾンビ”役!?

 

本作では、劇中劇として小鉄が売れない役者時代の映像が映し出されます。

それが“チョイ役”のためほんの数秒、数分のダイジェスト版となっており

様々な役を演じています。

 

「この劇中劇ではじめて“ゾンビ”の役を演じました。監督の奥様も出演していまして、

そこで初めましての挨拶をしたんです。

ゾンビ役で、出番を待っている時に『うちのだんなが御世話になっています』とゾンビメイクで挨拶されてもね〜(笑)。奥様はゾンビの演技がうまくて、

二人で練習もしたんですけど、

ちょっとしか使われなかったので、そこはよくみてほしいんです。」

「そうそう、撮影場所が屋根裏部屋で凄く暑くて、、、、あ、また“暑い”と言ってしまいましたけど、一番暑かったかも!」

 

草なぎさんの初ゾンビ役、お見逃しないよう!

この劇中劇はDVDリリースされた際には、ぜひ全編見てみたいですね。

 

 

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最後の視聴者むけメッセージでは、草なぎさんがMCのようになり監督にお話を振ってくださいました。

草なぎ「監督!いよいよ『台風家族』が公開にになりますね。素晴らしい作品になったとおもいます。応援してくれるみなさんのおかげで公開できるようになりましたので、

監督一言御願いします!」

監督:「欲望だらけの欲望剥き出しの家族の映画。煩悩の数と同じで108分になってます。ぜひ劇場で見てください」

 

草なぎ:「そしてぼくからも・・一言。この映画は笑えるし、感動します。最後にめちゃくちゃ温かい“何か”を劇場から持って帰っていただけると思いますので、ぜひともご覧ください」

 

 

インタビューを終えて

草なぎさんには「中学生丸山」という映画でご一緒させていただきました。その時も“おしゃべりさん”というイメージがありましたが、今回も息つく暇もないくらい楽しいお話ししてくださり、

インタビュアーのわたしも笑いっぱなしでした。さすがエンタティナーですね。

インタビューが終わってからも本作のことを笑ってPRできることになり、世の中に送り出すことができたのもファンのみなさん、映画を支えてくれたみなさんのお陰と何度もおっしゃっていました。

 

『台風家族』は、とても普遍的な作品です。

だれもが経験するであろう家族の物語。

3週間限定の公開です。お早めに劇場に足をお運びくださいね。

 

『台風家族』9月6日(金)よりTOHOシネマズ名古屋ベイシティほかにて全国公開

※9月26日(木)までの期間限定公開

監督・脚本:市井昌秀

出演:草なぎ剛、MEGUMI、中村倫也、尾野真千子、若葉竜也、甲田まひる、長内映里香、相島一之、斉藤暁、榊原るみ、藤竜也

主題歌:フラワーカンパニーズ「西陽」(チキン・スキン・レコード)

配給・制作:キノフィルムズ

公式サイト:http://taifu-kazoku.com/index.htm

PG-12

(C)2019「台風家族」フィルムパートナーズ

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松岡ひとみ

松岡ひとみ
レポーター、テレビタレントを経て、2010年から映画パーソナリティとして活動。東海地区を中心に、新作映画のみならず旧作から自主映画、短編映画まで取材し、テレビやラジオ、雑誌など各媒体で紹介。また、新作映画の舞台挨拶・記者会見の司会など、東海地区を中心とした映画イベントシーンにおいて欠かせない存在で、通称「映画のお姉さん」。様々な監督との交流も深く、日本各地で映画監督が主催の映画祭に行くことが趣味。
“映画伝道師”として多くの方に映画を愛していただけるような人になるのが夢です!

Twitter @m1103
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