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映画パーソナリティー☆松岡ひとみのシネマレポート!

Always三丁目の夕日、永遠の0など数々のヒット作を生み出してきた 山崎貴監督特別講演会

2019年6月 2日 10:15 | コメント(0)

最新のVFX技術を駆使して数々のヒット映画を作ってきた山崎貴監督。

この夏は立て続けに「アルキメデスの大戦」

「ドラゴンクエスト・ユア・ストーリー」の新作を控えている講演会が名古屋ビジュアル・アーツ専門学校で行われました。

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監督とは「デスティニー鎌倉ものがたり」の名古屋キャンペーン以来かな、

リターナーからのお付き合いですからもう20年になりますね。ながい・・・

といっても新作キャンペーンのときしかお会いできませんので、今回のように2時間まるっと監督のお話を聞けるのは初めてなのでこの講演会が決まってからワクワク感が止まりませんでした。

監督は「アルキメデスの大戦」は名古屋で撮影をしているので、1年前は何度も名古屋に足を運んでいたそうです。

まずは幼少時代のお話から。

山崎監督は長野県の松本市生まれで

虫好きな少年だったそうで、

虫の構造を調べたり、毎日虫を向き合っていたことを楽しそうに話すんです。

 

虫好きな少年がVFXや映像に興味を持ったのはまずは、誰もが通る道のウルトラマン系。

そして、少年マガジンの怪獣映画の作り方特集を見て、

こんな楽しいことをしてお金ももらえるんだ!僕もこんなことしてみたいと思ったのが5歳(笑)の時。

そして、中学生で未知との遭遇にまさに遭遇し、VFXのすごさに驚き言葉も出なかったそうです。

この未知との遭遇はUFOの映画となめてかかって見にいったら思っていたのと、全く違いVFXに魅了され、中学の卒業文集の将来の夢は「特撮監督」と書いたとか。夢を叶えるために

学生の映像ゼミに4年通うことに。

学生時代は楽しくて楽しくて悩み事などまったくなかったそう。

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高校時代はVFXをやりたいといってもあまり相手にされなかったけれど、

ゼミにはいったら同じ夢を見ている仲間に出会い、とにかく学校に少しでも長くいたかった山崎青年。

学校の合鍵を借りたフリして鍵を偽造して、ゼミの部屋で映像をつくっていた。学校は全ての機材が揃っている僕にとってはパラダイスなようなところだったと。

学生達は、この話だけでも刺激を受けたのではないだろうか。

今も「楽しい」は続いていて、

まいにちが文化祭とおっしゃっていました。

準備して作って公開して、達成感を得て、次にまた進む。

 

最近の若い子は何していいかわからない人が多い。ここにいる人は目的を持っている。この学校に通っているだけでも第一歩。

あとはどれだけ作る楽しさをみつけるかと監督。

 

学生達も最初は巨匠の登場に緊張していた様子でしたが、あまりにもラフに楽しそうにお話する監督をみて

柔らかな表情かわって行きました。

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ゴジラをみて、「あのCGすごい」という人が世の中にはたくさんいる。

あれはVFXなんだよ!

なんとなくわかっていましたが

VFXとCGというのは私も実は曖昧で、

この際だから何が違うのか教えていただきました。

 

この世にないものを写真や、この世にある物を加工してFILMに焼き付けるのがVFX

CGもVFの一部でCGで作った物をVFXに合成する。

わかりやすい説明で学生も私も納得できました。

 

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2017年のヒット作

人間と妖怪・魔物が共存する世界を描いた

「destiny鎌倉ものがたり」のメイキングを観ながら、監督のコメンタリー付きでVFX作品をどのように撮影していくのかをじっくり説明いただきました。

実景の中にないものをCGなどを使ってVFXを作っていく作業、

グリーンバックでの俳優への演出、
VFXを使わずアナログにこだわったシーン。
モーションキャプチャーは、フルCG作品とは相性があわないという
実例をだしての話は興味深かったです。

また企画から編集までの1作品にかかる時間とそのモチベーションをどう保つかという学生達からの質問には、

旅行にいくとかではなく、違う仕事をしてモチベーションを上げるそう。

本当にこの仕事が好きなのでしょう。好きで好きでたまらないといった感じでした。

 

 

キャスティングの際に参考にしているのは、NHKの朝ドラからということで、楽屋では普通に
朝ドラの話で盛り上がりました。なぜ朝ドラというと、
監督の作品は幅広い層にみていただきたいというのが理由。

そして、毎日見るので親近感がわくんです。

仕事したことあったかな〜って。思うそうですw

そして撮影から公開まで1年あるのでネクストブレイクを探すのも楽しみのひとつ。

 

ちなみに最近、一週間分丸っと録画できるブルーレイを購入して、ドラマをみて俳優チェックをしているそうですよ。

 

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(C)2019「アルキメデスの大戦」製作委員会

 

7月26日公開の「アルキメデスの大戦」は、

名古屋市役所や桑名で撮影しています。
監督作品は、ロケ地として名古屋をほとんどの作品で使用しています。
一箇所じゃなく、何箇所もあるんですよ。

アルキメデスは、そこそこ名古屋某所でとったシーンがたくさんでてくるのです。

でもそのシーンは東京が舞台なので愛知、名古屋とはわからない。

今後は、
愛知を舞台にしてください、
愛知とわかるようにしてくださいと、無理なお願いをしておきました(笑)

 

せっかくなので、

7月26日公開アルキメデスの大戦についても少しお話を聞きました。

戦闘シーンは、冒頭の10分15分くらいで、これがすごい!
戦艦大和が攻撃され、沈んでいく様が大迫力で描かれていきます。


狭い部屋で撮影しデジタルエキストラを多用し、狭い部屋でグリーンバックで撮ったそう。

セットを用いる部分は、制作回数を重ねる毎に狭くなってきたそうです。

これが、VFXマジックですね。


お話は帝国海軍という巨大な権力に立ち向かい、数学の力で巨大戦艦大和建造計画を阻止しようとする若き天才と海軍上層部の計画推進派の頭脳バトルをスリリングに描いていきます。

 

自作の設計図を頼りに数字をはじきだし、机で戦う天才を演じたのは菅田将暉さん。

菅田将暉さんの黒板に向かって数式を書きながら長台詞を言うシーンは重鎮俳優達も舌を巻くほどだったという。

たしかにこのシーンはアクション映画よりも、手に汗を握りハラハラしました。

 

ヒットを生み出す要因をきいたところ、これは僕にもわからない。

時代に沿っていない題材を扱うときもあり、その時は迷いもあるけれど

周りを固める努力をするけれど、僕はつくりたいもの、やりたいものしか作りません。

毎回公開するまでドキドキは止まらない。大ヒットを目指しては作っていない、いつも「作りたい物」「楽しませる作品」を目指しているとおっしゃっていました。

これ、前にトム・クルーズさんにインタビューした時に同じことを言ってました。

「芸術映画を作る人はたくさんいるけど、僕はエンターテイメントを作り続けます。」

これからもどんなエンタメ作品を世に送り出してくれるのでしょうか。

 

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毎年二回、私と交流のある監督やプロデューサーをお連れして、講演会を開催しています。
お話を聞いて、興味をもった
何人もの学生がいま映画業界で活躍しています。

第一歩のお手伝い、それが今わたしができることです。

またみなさん、現場でお会いしましょう〜

 

 

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松岡ひとみ

松岡ひとみ
レポーター、テレビタレントを経て、2010年から映画パーソナリティとして活動。東海地区を中心に、新作映画のみならず旧作から自主映画、短編映画まで取材し、テレビやラジオ、雑誌など各媒体で紹介。また、新作映画の舞台挨拶・記者会見の司会など、東海地区を中心とした映画イベントシーンにおいて欠かせない存在で、通称「映画のお姉さん」。様々な監督との交流も深く、日本各地で映画監督が主催の映画祭に行くことが趣味。
“映画伝道師”として多くの方に映画を愛していただけるような人になるのが夢です!

Twitter @m1103
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