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神野三枝の今日も絶好調!
神野三枝の今日も絶好調!

第23回 同窓会と老後期

中学の同窓会に出席しました。卒業してから実に39年。翌日、スマホで撮った集合写真を友人に見せると「先生と生徒の区別がつかない」と笑っていました。先生は出席されていないのですが・・・。

当日会場である居酒屋にバラバラと集まってきた同級生らしき人たち。あまりじろじろ見ては物珍しそうに見えるので、受付の列に並ぶと視線を下げて静かに順番を待つことに。チラッと見る限り前の人も後ろの人も誰だかわからない。すでに受付を済ませ座っている人たちを横目で見ても誰だかわからない。
イカン!面影すら残っていない変わりよう。39年の月日の長さが改めて心に突き刺さる。考えてみれば私たちは産まれてから15年で別々の道を歩き始め、知らない人生を39年も生きてきているのです。
人の顔にはその人の生き様が刻まれるものです。39年の成功も挫折も幸も不幸も生き抜いてきたからこその顔つきです。わからなくても当然か・・・、などと納得していると受付の順番が来ました。会費5000円プラス500円だそうで、このプラスは何だろう?昨年、交通事故で亡くなった同級生への献花代だそう。

受付を済ませるとうつむいているわけにもいかず、受付で引いたくじの番号の席を探して座らなければいけません。顔を上げると目が合う目が合う。気の利いた言葉の一つもかけないといけないところなのですが、それ以前に誰かがわからない。すると相手がいきなり「私!誰だかわかる?」と聞いてくるのです。やられた!おそらく相手だって私をわかっていない。ここはフィフティーフィフティーなはず。なのに、質問されたらこちらが答えなくてはいけない。相手は自分だけクモの糸にぶら下がったように「ほれ、ほれ、あんたが答えるんだよ」と確実に上の立場になっている。
クッッッ、、誰だかわからない、、。
「ん、、。面影はあるんだけど、記憶力が最近悪くて、もう老化だよね。えーっと、えーっと。」と取り繕う自分に「老化なら昔のことだけはよく覚えてるんじゃないのか!」ともう一人の自分が突っ込んだりして、忙しい忙しい。
結局降参して「んー、誰だっけ?」
なんだか申し訳ないを一手に引き受けたような敗北感。その後もその後も、誰かと目が合うたびに先手を取られてしまう、同窓会アルアル。

会が始まるとまず幹事の提案で、すでに他界している同級生を偲んで黙祷を捧げました。若くして自ら命を絶った子、まだ結婚もしていない若さで病気で他界してしまった子、不慮の交通事故で突然人生が終わってしまった子、去年まで元気だったのに病気が発症してあっという間に天国に召されてしまった子、命は永遠ではないことを感じる年にはなりましたが、それでも早すぎる。

老後という言葉を私たちは、人生の終わりの直前という認識でいますが、同級生たちの早すぎる死を思うと、人生30年だった子にとってみたら老後がなかったのではなく、知らない間に老後を迎えていたことになると思いませんか?自分の命があと残りわずかだとわからないから、いつが老後かに気付けないのです。もし自分の命があと一年だとしたら、今の自分は確実に老後期なわけで、老後は大事な時間を無駄にせず、のんびりと好きなことをして充実した日々を過ごしたいと思っているのなら、常に自分の人生にとって今が老後期なのかもしれないと想定して、いつも大事な時間を無駄にせず、一瞬一瞬を大切に生きなければいけないのだな、と同級生たちの死が教えてくれました。

自分の人生の終わりはいつか必ず来ます。
いつが老後期であってもいいように、大切に毎日を過ごしたいですね。

気負わず、焦らず、穏やかに。
さあ、今日も元気を出して、絶好調で!

(2019年03月18日)

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