“偕老洞穴”いい夫婦をPR

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いい夫婦の日にちなみ、海綿動物を公開 名古屋港水族館

カイロウドウケツにすんでいるヒメドウケツエビのつがい=名古屋港水族館で
カイロウドウケツにすんでいるヒメドウケツエビのつがい=名古屋港水族館で

 あす22日は「いい夫婦の日」。名古屋港水族館(名古屋市港区)では、夫婦の深い愛情を表す四字熟語「偕老(かいろう)同穴」を名前に持つ海綿動物が公開されている。

 九州南部などの深海底に根を張って直立する「カイロウドウケツ」は、ガラス繊維でできた円筒状の竹かごのような形。空洞の内部ではヒメドウケツエビと呼ばれる小さなエビのつがいが生涯添い遂げることから、仲むつまじい夫婦の象徴とされる。

 名港水族館では1995年から国内の水族館で唯一ヒメドウケツエビが共生する形で常設展示。現在公開されているのは、昨秋に鹿児島県枕崎沖の深さ300メートルの海底から底引き網で引き揚げた長さ約30センチのカイロウドウケツで、体長約2センチほどの白色のつがいが暮らし、雌は卵を抱えている。

 普段はイルカやペンギンに比べ目立たぬ存在。深海担当飼育係の松田乾(つよし)さん(38)は「夫婦やカップルで来館し、仲良く暮らすエビのつがいを見て幸せな家庭を築いてほしい」とPRする。

 いい夫婦の日は1988年に旧通産省所管の財団法人が提唱した。

(2008年11月21日)