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「お父さんにたたかれたのはうそです」

千葉・死亡女児、父に書かされる

 千葉県野田市立小4年の栗原心愛(みあ)さん(10)が自宅浴室で死亡した事件で、父勇一郎容疑者(41)=傷害容疑で逮捕=が2018年2月、心愛さんに書かせた「お父さんにたたかれたというのはうそです」との書面を県柏児童相談所に提示していたことが分かった。児相が記者会見して経緯を明らかにした。

 児相によると、勇一郎容疑者が内容を指示して心愛さんに書かせたものだったが、児相は心愛さんに自らの意思で書いたのか確認しないまま、2日後に親族宅から自宅へ戻すことを決定。3月に勇一郎容疑者の指示だったことを確認した後も特に対応していなかった。

 二瓶一嗣(にへいひとし)所長は会見で、当初から「勇一郎容疑者に書かされた可能性が高いと認識していた」と述べる一方、「虐待の再発がみられず通学もしていることから帰宅を決めた」と説明。その上で、書面を心愛さんに書かせた行為は「虐待と捉える必要があった。(心愛さんは)つらかったと思う」と語った。

 書面には、心愛さんの署名があり「ずっと前から早く(家族)4人で暮らしたいと思っていた。お父さんに早く会いたい」「児童相談所の人にはもう会いたくない。会うと嫌な気分になる」などと書かれていた。

 児相によると、心愛さんが学校アンケートで父からの暴力を訴えたため、17年11月7日に一時保護し、12月27日に親族宅での生活を条件に解除した。職員が18年2月26日、自宅に戻すかどうか判断するため親族宅で心愛さんらと面会。心愛さんが別室に行った後、勇一郎容疑者が書面を示しながら心愛さんを「家に連れ帰る」と迫った。職員に対し「名誉毀損(きそん)で訴える」との発言もあった。

 心愛さんが自宅に戻った後の18年3月19日、児相職員が書面の内容について尋ねるため学校で面会した際、心愛さんは「父に書かされた」と打ち明けた。親族宅に身を寄せ、勇一郎容疑者が仕事で不在時に自宅に戻った際、同容疑者から母なぎさ容疑者(31)=傷害容疑で逮捕=に「こういう手紙を書くように」と内容を記したメールが届き、心愛さんが書き写したという。

 二瓶所長は会見で、勇一郎容疑者とのやりとりについて「職員がどう喝を受けることは少なくない」とし、帰宅判断への影響を否定。心愛さんが自宅に戻った後、一度も家庭訪問していなかったことについては「(状況を)直接確認する必要があった」と話した。

(2019年2月6日)

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