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育児+柔軟に仕事 ママ、起業に意欲!

キャリア再出発 周囲の協力・共感が大切

白木さん(左)に事業成功のこつを質問するセミナー参加者=名古屋市内で
白木さん(左)に事業成功のこつを質問するセミナー参加者=名古屋市内で

 企業に雇用される働き方では、子育てと仕事のやりがいの両立が難しいと考える女性たちが「起業」に向かっている。自分の裁量で柔軟に働きながら、女性ならではの視点を生かした新たな市場を開拓し、キャリアの再出発を図っている。(中村玲菜)

 名古屋市で親子体験の企画会社の経営者(37)は、小学生の娘を持つ母。大手製造業の営業職として働き、出産から1年でフルタイム復帰したが、残業する男性社員に仕事量でかなわず、後ろめたかった。環境を変えようと2017年に起業。自身の育児経験から「こんなものがあれば」と発想したのが、パティシエやカメラマンなどの仕事を子供に体験してもらうプログラムだ。

 多忙とはいえ、勤め人であれば参加が難しい通学路での旗当番といった学校行事に駆けつけられるのは個人事業の利点。「母親と起業の相性はいい」と話す。

 小学2年と幼稚園の子を持つ愛知県東郷町のフリーデザイナー(33)も起業を検討中。産前に勤めていた広告代理店は育児休暇制度がなく退職した。「デザインの仕事が好き。キャリアを途切れさせたくない」と個人でちらし作りなどを請け負って実績を積んでいる。

 東海地方を中心に女性の起業支援事業を行う「学び舎mom」(名古屋市)は昨年、相談窓口を設置。矢上清乃代表(49)によると、今年は前年の5倍の問い合わせがあり、多くは主婦。発展途上国の原料や製品を適正な価格で取引するフェアトレード商品、LGBTなど性別にとらわれない服飾品の販売など新たな市場を開拓している。

 ただ、家庭内で夫やしゅうとめから「待った」がかかることも。

 今までに100人以上の起業家を支援したイノベーションファクトリー(名古屋市)の中島康滋社長(46)は「東海地方は安定志向で保守的。女性が起業までするのかという社会的圧力もある」と指摘する。

 起業に関心を持つ女性の交流機会をつくろうと、日本政策金融公庫(日本公庫)は11月、名古屋市内でセミナーを開催。76人が参加し、ジュエリーブランド「HASUNA」(東京)を20代で立ち上げた白木夏子社長(37)の話を聞いた。白木さんは起業後に娘を出産した際、会社を社員らに任せ育児休暇を取ったといい、「ひとりで抱え込まず、周囲の共感を得て協力してもらうことが大切」とアドバイスしていた。

(2018年12月11日)

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