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「カワイイ」で世界とつながる 人気モデル"しばさき"さんラオスで体感

一宮出身の柴田紗希さん ファッション通じて国際理解を

ラオスの絞り染めを体験する柴田紗希さん=ビエンチャンのホワイオン職業訓練センターで
ラオスの絞り染めを体験する柴田紗希さん=ビエンチャンのホワイオン職業訓練センターで

 10代の女性を中心に人気のモデル柴田紗希さん(26)=愛知県一宮出身=が、発展途上国の民族衣装やジュエリーの工房を訪れ、「ふだん身に着けるファッションを通じて、私たちは世界とつながっている」という思いを発信している。11月にはラオスで織物作りで自立を図る女性らと交流。「カワイイ」ファッションを通じた国際理解に努めている。(ビエンチャンで、平岩勇司)

 「ナーハッ(かわいい)!」

 ラオスの首都ビエンチャン中心部から車で20分。雨季になると水浸しになるでこぼこ道を通って訪れた「ホワイオン職業訓練センター」で、柴田さんが覚えたてのラオス語を話す。

 藍やジャックフルーツの木の幹、玉ネギの皮など、豊かな自然を生かした草木染。伝統の織機を使った浮き織りのショールやバッグ。農村出身の女性らが丁寧に一枚ずつ仕上げる姿に、柴田さんは「何げなく身に着けている物がこうして生まれていると分かると、より大切にしたくなる」と感銘を受けていた。

 農業国ラオスでは公務員などを除けば、女性が自立できる働き口は少ない。日本国際協力機構(JICA)が設立を支援した同センターでは、外国人が好むデザインを取り入れ、付加価値の高い織物を作る。

ラオスの民族衣装を身にまとい、チャンタソンさん(後方)の指導を受けながら、伝統の機織り作業を体験する柴田紗希さん=ビエンチャンのホワイオン職業訓練センターで
ラオスの民族衣装を身にまとい、チャンタソンさん(後方)の指導を受けながら、伝統の機織り作業を体験する柴田紗希さん=ビエンチャンのホワイオン職業訓練センターで

 女性たちは稼いだ金で物を買い、実家に仕送りすることで、自分の力で生活を変えられることを実感する。同センター代表のチャンタソン・インタヴォンさん(65)が「彼女たちはラオスの伝統を受け継ぎながら、自分たちの生活も守っている」と話すと、柴田さんが大きくうなずいた。

 10~20代向けのファッション雑誌「mer(メル)」の表紙モデルなどで活躍し、「しばさき」の愛称で知られる柴田さん。インスタグラムのフォロワーが30万人を超える彼女は「オシャレしたい、カワイクなりたいという気持ちを、世界への関心につなげたい」と考える。

 スリランカではアクセサリー工房を訪れ、上半身裸で汗を流しながら繊細な加工をする男性職人たちと交流。パキスタンで採掘・研磨されたジュエリーを販売し、生産者を支援する東京都内の宝飾店の取り組みもインターネットで紹介した。ラオスには、若者への影響力が大きい柴田さんに着目したJICAの案内で訪れた。

 柴田さんは「国際理解」といった言葉は使わない。

 「ふだん気づいていなくても、そこにあるつながりを伝えたいんです」。分かりやすい言葉で、遠い異国の生産者と日本の消費者の距離を縮めている。それが「しばさき」の自然な発信力だ。

 ビエンチャンでは、ラオス各地の織物を集めた「ハンドクラフトフェスティバル」なども訪問。職人の女性から新しいデザインの織物を見せてもらい、「自分の行動や考え方が広がった。海外のお客さんに喜んでもらいたい」と話を聞き、柴田さんは「カワイイ!」を連発。「日本でもお勧めしますね!」と笑顔で答えていた。

チャンタソンさん(右)から説明を受けながら、伝統の機織り作業を見学する柴田紗希さん(中央)=ビエンチャンのホワイオン職業訓練センターで
チャンタソンさん(右)から説明を受けながら、伝統の機織り作業を見学する柴田紗希さん(中央)=ビエンチャンのホワイオン職業訓練センターで
ラオス各地の織物を集めた「ハンドクラフトフェスティバル」で、JICAのブースで職人の女性と談笑する柴田紗希さん(右)=ビエンチャンで
ラオス各地の織物を集めた「ハンドクラフトフェスティバル」で、JICAのブースで職人の女性と談笑する柴田紗希さん(右)=ビエンチャンで



☆柴田紗希さん公式Instagram、Twitterから

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