ミツカンの新商品、クラウドファンディングで資金募る
返礼には試作品

ミツカンホールディングス(愛知県半田市)は5日から、インターネット上で資金を募る「クラウドファンディング」を活用し、野菜を丸ごと使った食品の商品化を始める。出資者から声を集めて開発を進めるという。
出資者には返礼に、コーンやビーツなどの皮や芯までを使った、スティックやペースト状の試作品を贈る。「ZENB(ぜんぶ)イニシアティブ」と銘打ったプロジェクトの一環で、素材に含まれる風味や栄養を十分に引き出す独自技術を生かした。
出資額は1口3000円(返礼スティック10本)から1万円(同スティック20本、ペースト3種)までの4種類。目標額は50万円に置くが、資金調達の手段より、消費者とのつながりを重視した取り組み。試作品への魅力やプロジェクトへの共感度を測る目的もある。
受け付けはクラウドファンディングサイト「マクアケ」内で来年1月末まで。
(2018年12月5日)