オピ・リーナ opi-rina
menu
オピ・リーナ opi-rina
ニュース 中日新聞ニュース

ハチミツ、加熱で免疫アップ

名市大など研究 180度で1時間、効果物質5倍

 名古屋市立大大学院薬学研究科の牧野利明教授(漢方薬学)などのグループは、ハチミツを一定時間加熱してマウスに投与すると、免疫力が高まることを突き止めた。感染症予防を目的とした健康食品への応用が期待される。研究成果は国際民俗薬物学会誌の電子版に掲載された。(安田功)

 中国では古くから、生薬の一種「甘草(かんぞう)」をハチミツに浸した上で、炒めてから加工する習慣がある。研究グループはハチミツの加熱効果を確認するため、マウスの消化管上皮細胞に中国産のハチミツを加えて経過を観察する実験をした。

 オーブンの温度を150~180度に設定し、さまざまな加熱時間を試して細胞を観察したところ、180度で1時間熱した時に、免疫力を高める効果のある特定のタンパク質の量が、生のハチミツを加えた時の5倍に達した。

 さらに致死性の強い化膿(かのう)レンサ球菌をマウスに投与した実験も実施。その後に加熱ハチミツか生理食塩水を与えた場合の健康状態を比較すると、食塩水側のマウスの雌10匹は菌投与後1日で全滅したが、ハチミツ側は10匹のうち5匹が生き残った。

 研究グループは熱でハチミツ内部に含まれる分子が変化したことで、体内でタンパク質の産出を促す構造になったとみている。牧野教授は「日本に伝わっていない手法で、体の弱った高齢者らの感染症予防につながる可能性がある。発展途上国では、高額な抗生剤の代わりになるのではないか」と話している。

(2018年11月7日)

<< 前の記事 次の記事 >>

News 中日新聞ニュース

Today's Fotune 今日の占い

Mail Magazine 登録無料

下記フォームより
メールアドレスの登録を行ってください

> 登録 >>メルマガについて
ページトップに戻る