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中部の企業も"脱プラ"広がる

ストロー→紙製、ペットボトル→ガラス瓶

ホテル内のレストランで、要望に応じて提供する紙製のストロー=名古屋市のヒルトン名古屋で
ホテル内のレストランで、要望に応じて提供する紙製のストロー=名古屋市のヒルトン名古屋で

 廃プラスチックによる海洋汚染の深刻化が指摘される中、中部地区の企業も対応に乗り出し始めた。一方でプラスチックの代替品を作る製造業は需要の増加に期待を寄せる。(西山輝一、酒井博章、竹田弘毅)

 ヒルトン名古屋は7月から、館内の飲食店やルームサービスでのストローの提供を廃止した。要望があれば紙製ストローを渡す。スタッフが環境保全の取り組みを説明すると、多くの顧客が理解を示すという。

 さらに、8月からは部屋に無料サービスとして置くミネラルウオーターの容器を、従来のペットボトルから再利用できるガラス瓶に替えた。これによって年間24万3000本のペットボトルの削減を見込む。

 キャッスルプラザ(名古屋市)はホテル内の宴会場で、ソフトドリンクに付けていたストローの提供をやめた。必要に応じてバーカウンターに置いたストローを取ってもらうことで、使用量の削減につなげる。

 レジャー施設ではテーマパーク「レゴランド・ジャパン」が、パーク内の飲食店や隣接するホテルでのストローの提供廃止に向け、検討を進めている。

 動きは飲食業界にも広がりつつある。木曽路(名古屋市)は、紙製ストローなどの代替品に関する情報収集を開始。広報担当者は「代替品を使った場合のコストを調べている」と話す。カレー専門店を展開する壱番屋(愛知県一宮市)も、持ち帰りのプラスチック製容器の削減について、社内で議論を始めた。

 プラスチック製容器からの切り替え需要を期待する業界もある。ガラス瓶製造の石塚硝子(愛知県岩倉市)によると、欧州では数年前から脱プラスチックの取り組みが盛り上がっており、それを受けてガラス瓶へと切り替える需要が増えてきているという。稲本弘希人事総務部長(50)は「(国内でも)この大きな流れでガラス瓶の復権につながってほしい」と話す。

 樹脂を使用した食品用の包装資材を生産する名古屋市内のメーカーの経営者は「生分解性プラスチックや植物由来の素材は既にあり、準備はできている」と話すが、これまでは割高で売れなかった。この会社も「商品の価格が上がっても消費者に受け入れてもらえる風潮になればありがたい」と期待を寄せている。

廃プラスチックによる海洋汚染 食品容器などに使う使い捨てプラスチックごみが大量廃棄され、海洋を汚染する問題。多くは分解されにくく、浮遊して漂着した海岸線の景観を損なう。マイクロプラスチックと呼ばれる数ミリ以下の微小なものもあり、海の生物が誤食して生態系に影響を及ぼす可能性が指摘されている。大手外食では、すかいらーくホールディングスが2020年までにプラ製ストローを国内外の全店で廃止。海外では米コーヒーチェーン大手のスターバックスが同様の方針を決めている。

(2018年10月5日)

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