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旧東海銀行本店で57年ぶり"お宝"

銘板や旧硬貨「定礎箱」開封

東海銀行の定礎銘板(左)や中部日本新聞などが収められていた定礎箱=13日、名古屋市中区で
東海銀行の定礎銘板(左)や中部日本新聞などが収められていた定礎箱=13日、名古屋市中区で

 名古屋・栄の三菱UFJ銀行名古屋ビル(旧東海銀行本店)の解体工事を前に、ビル完成時、壁面の中に収めた「定礎箱」が13日、開封された。名古屋の目抜き通りの錦通、広小路通、本町通に面したビルゆかりの品々が、57年ぶりにお披露目された。

 定礎箱は、建築当時の品物を入れた「タイムカプセル」。同ビルの北西側の外壁に「定礎」と刻まれた石板があり、その奥に埋め込まれていた。13日は解体工事の安全祈願祭の後、真田茂春総務部長らが定礎箱を取り出した。収納品は、名古屋営業部が入っている近くのビル「広小路クロスタワー」で披露した。

 箱には、完成時の会長で名古屋商工会議所会頭も務めた故鈴木亨市(きょういち)さんら当時の東海銀行役員の氏名を刻んだ銀製の銘板や、定礎式が開かれた1960年8月10日付の中部日本新聞(現在の中日新聞)の朝刊、当時の硬貨、約3900億円の預金額や約3500億円の貸出金額を記した同年6月末の銀行の貸借対照表などが収められていた。

 銘板は縦205ミリ、横285ミリ、厚さ3ミリ。表面には銀行の繁栄を祈る文章を刻んだ。新聞はベルギー領コンゴ(旧ザイール)の独立直後から始まった内乱「コンゴ動乱」の続報を掲載。「カタンガ進駐認む」などの見出しを掲げ、国連安保理の動きなどを伝えている。

 秘書室時代に鈴木さんに仕え、検査部長などを歴任したOB、林勇一さん(84)は「銘板に刻まれた役員は知っている人ばかり。懐かしい」と感慨に浸った。広報担当者は「収納物は大事に保管、展示して後世に伝えたい」と話した。名古屋ビルは老朽化のため建て替えられ、2021年夏ごろに新ビルが完成する。

(2018年9月14日)

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