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西日本豪雨、物流寸断で暮らし直撃

食品品薄、工場は休業・・・

土砂崩れで流された高知自動車道上り線の立川橋。右は下り車線=9日午後0時52分、高知県大豊町で
土砂崩れで流された高知自動車道上り線の立川橋。右は下り車線=9日午後0時52分、高知県大豊町で

 西日本豪雨による企業への影響は週明け9日も幅広い業界で続き、宅配便などの物流は道路の冠水や寸断で混乱した。コンビニでは浸水による閉店が続き、自動車メーカーなどでも部品供給が途絶え操業が再開できない工場が残る。各社は一刻も早い生産活動の正常化に向け、復旧作業に全力を挙げている。

 物流では、ヤマト運輸や佐川急便などで西日本の広い範囲での配送に遅れが出た。日本郵便は広島県などの約60の郵便局が窓口業務を一時休止。アマゾンジャパンは、道路の冠水で岡山県総社市の物流拠点が一時機能停止し、8日に再開したが通常配送できない地域があった。JR貨物によると、貨物列車にも影響が出ており、9日朝までに西日本を走行する列車を中心に400本以上が運休した。

 コンビニ大手セブン-イレブンは浸水や避難指示で休業した岡山県などの一部店舗が営業を再開できず、日本マクドナルドも断水により広島県などで店舗を休業。スーパーの業界団体によると、被災各地の店舗で品薄が続いているという。

 ガソリンスタンドにも影響が出た。JXTGエネルギーは広島県や岡山県などで45店、出光興産も10店で営業を一時停止した。店舗の冠水被害や交通規制でガソリンを供給できず、在庫が切れているため。

 製造業では、パナソニックが業務用ビデオカメラを製造する岡山工場(岡山市)の浸水被害を確認し、操業再開は早くても17日になる見通し。クボタも浸水のあった阪神工場尼崎事業所(兵庫県尼崎市)で、設備点検などに時間がかかり、9日の予定だった稼働再開を10日に延期した。

 自動車メーカーは直接の被害は少なかったが、部品供給の寸断や従業員の安全確保のため稼働停止に追い込まれた。マツダは7日に操業を休止した本社工場(広島県府中町)など2工場を10日まで止めた。ダイハツ工業も池田工場(大阪府池田市)など4工場で9日の日中の操業を見送った。10日は全工場で通常稼働する。一方、三菱自動車は水島製作所(岡山県倉敷市)を稼働再開した。

(2018年7月10日)

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