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印象派絵画とフランス料理がコラボ

「ビュールレ・コレクション」7月28日から

 名古屋市美術館で28日から展覧会「至上の印象派展~ビュールレ・コレクション」(中日新聞社など主催)が始まります。5月、フランスとオランダを訪れ、出展する作品が描かれた背景を探りました。もともと印象派に興味はなかったのですが、素晴らしい作品を間近で見て、すっかりとりこに...。帰国後、名古屋市中村区のフランス料理店「リブラ ササシマ グランドダイア」で作品とコラボレーションした料理を出すと聞き、駆け付けました。 (天田優里)

モネの装飾画「睡蓮の池、緑の反映」をイメージした前菜をつくる水口さん=名古屋市中村区の「リブラ ササシマ グランドダイア」で
モネの装飾画「睡蓮の池、緑の反映」をイメージした前菜をつくる水口さん=名古屋市中村区の「リブラ ササシマ グランドダイア」で

 展覧会とコラボした料理は、同店が企画し、3種類のメニューを開発した。オーナーシェフの水口大輔さん(33)に、実際に調理してもらった。

 1つ目は、印象派の巨匠クロード・モネが晩年に描いた装飾画「睡蓮の池、緑の反映」をイメージした前菜、グリーンアスパラのムース。旬のグリーンアスパラやホタテガイ、トマトなどを使っている。

 「緑の池」をアスパラのムースで作り、カツオと昆布のスープと黄金色のコンソメゼリーを上にのせることで、「光のきらめき」を表現した。魚に見立てたトマトやスイレンの葉と同じ形のハーブを中に入れ、細部にこだわった。「朝もや」を表す液体窒素のスモークをたいて、完成。

 食べるのがもったいないほどの仕上がり。食べてみるとアスパラの香りが口に広がり、トマトの食感が楽しい。さっぱりして、コンソメゼリーとも相性ピッタリだ。

セザンヌの絵画「赤いチョッキの少年」をイメージした料理=名古屋市中村区の「リブラ ササシマ グランドダイア」で
セザンヌの絵画「赤いチョッキの少年」をイメージした料理=名古屋市中村区の「リブラ ササシマ グランドダイア」で

 2つ目は、「モダンアートの父」と呼ばれるポール・セザンヌの傑作「赤いチョッキの少年」をモチーフにしたオマールエビのサラダ。

 黒いマットの上に食材を並べ、「暗い背景」を表現した。ソテーしたエビの赤と白の模様は、「赤いチョッキ」と「少年の白い腕」をイメージ。カリフラワーや赤ピーマンなどの野菜で作ったソースと食用の花びらを周りにちりばめた。

 口に運ぶと、エビのプリプリした食感がたまらない。野菜のソースがエビのうまみを引き立てる。花びらも食べ応えがあった。

 3つ目は、展覧会の目玉作品の一つ、ピエール・オーギュスト・ルノワール作「イレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢(可愛(かわい)いイレーヌ)」をチョコレートで描いたデザート。

 「ブロンドの髪」をオレンジ風味のジュレとクッキーで、「緑色の背景」はピスタチオのアイスで表現した。イレーヌ嬢が着けている「髪飾り」は青いチョコレートで作った。

 まさに芸術品。インスタ映えしそう。ピスタチオとオレンジの優しい味が口の中いっぱいに広がり、幸せな気分になった。

 水口さんは「料理も芸術だと思うので、芸術と芸術のコラボレーションになった。味と見た目だけでなく、五感でも楽しめます」と話す。

 料理でも印象派の絵画が楽しめるとは、まさに「一粒で二度おいしい」と言えそう。コースはちょっぴりお高めだが、この期間内でしか食べられない限定メニュー。展覧会を訪れた後に、もう一度印象派に思いをはせるのもよし、記念日やデートにも使えそうだ。

 3品は、1万8000円(税抜き、サービス料別)のコースの一部として提供されている。期間は展覧会初日の28日から8月11日までで、要予約。(問)同店=052(485)8311

(2018年7月8日)

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