オピ・リーナ opi-rina
menu
オピ・リーナ opi-rina
ニュース 中日新聞ニュース

夫婦の家事分担"点数化"で公平に

項目ごとに「時間×負担感」で算出を

表

 夫婦がもめる原因となりやすいことの一つが家事の分担。3月28日の中日新聞で、すべての家事を「見える化」して分担する工夫を紹介したが、同じ家事でも人によって所要時間は違うし、負担感も同じではない。そこで、個人による違いも反映し、夫婦ともに納得して分担できる方法を、東京都のファイナンシャルプランナー(FP)の平野泰嗣(やすし)さん(47)に聞いた。(寺本康弘)

 「ポイント化すると、家事の総量や負担が分かりやすくなります」。平野さんはこう話す。

 平野さんが推奨するのは表作りだ。まず夫婦で家事を書き出す。毎日することから週に1回、季節に1回などと頻度ごとに思い起こしていくと、全ての家事を洗い出しやすい。次に、一つ一つの家事にかかる時間をそれぞれが書き込む。

 続いて家事ごとに負担感を5段階で記入していくが、人によって得意、不得意があり、それによって負担感も違う。例えば、朝食の準備なら、朝が苦手な妻は「2」でも、朝が苦にならない夫は「1」かもしれない。そうした個人の感じ方を反映して、各自が負担の度合いを書いていく。

 1項目ごとに、所要時間と負担感を掛け合わせた数字を「総合ポイント」として、2人の総合ポイントを平均した数字を「調整後ポイント」とする。これが一つ一つの家事の正式なポイントになり、すべてを足せば家事の総量が出る。

 分担を平等にするなら、毎日や週に1回などの頻度ごとに、夫婦が同じポイントになるように割り振っていくといい。仕事の勤務時間や介護・子育てなどを加味して話し合う手もある。

 数値化することでより公平な家事分担が期待できるが、平野さんは「大切なのは表を作る過程」ときっぱり。夫婦で話し合い納得しながら進めるのが大事で、いずれか1人が作るのは一方的になりかねないので避けたい。表を作る過程で、パートナーが負担に感じている家事も分かる。平野さんは「相手の苦手な家事を引き受ければ、互いに気持ち良く過ごせる」と話す。夫婦そろって負担を感じる家事は、家事代行に頼る選択もあるし、家電の購入で機械化できる場合もある。

 平野さんも数年前、FPの妻と表を作成した。「ネットスーパーでの食材の注文は簡単と思っていたが、1週間分の献立を考えてからしていたと知り、大変と気付いた」

 表作りのタイミングは、家計の見直しに合わせるのがよいという。家事代行や家電の購入を検討するのにちょうどいいからだ。表の見直しも年1回、家計の決算に合わせるといい。毎年表を更新するのが大変ならば、転勤や仕事上の負担が変化した時、子どもの進学などの節目にしてもいい。「成長に応じて、子どもにも分担させる方法もある。家族会議をして決めて」と話す。

(2018年5月17日)

<< 前の記事 次の記事 >>

News 中日新聞ニュース

Today's Fotune 今日の占い

Mail Magazine 登録無料

下記フォームより
メールアドレスの登録を行ってください

> 登録 >>メルマガについて
ページトップに戻る