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男性不妊検査、自宅でも

郵送で数千円から 名大発ベンチャー

発売予定の検査キットを持つ滝本社長=東京都内で
発売予定の検査キットを持つ滝本社長=東京都内で

 健康チェックが尿などの郵送でできる検査キットで注目を集める名古屋大発のベンチャー企業「ヘルスケアシステムズ」(名古屋市千種区)の滝本陽介社長(41)が、男性の不妊治療への貢献が期待される精液検査を専門とする新会社をつくった。7月に第1弾となる郵送キットを発売する。

 新会社は「ダンテ」(東京都港区)。家畜の精液研究に長年携わってきた広島大の島田昌之教授と男性医学を専門とする順天堂大の堀江重郎教授を役員に迎え、昨年3月に設立した。

 滝本社長によると、脂肪酸やアミノ酸など精液に含まれる成分が精子の運動性に関係することが分かっているが、不妊治療の際、精子単体の検査ばかりで精液成分の検査がないことに着目した。

 島田教授はブタの精液の組成を変えることで、人工授精率をアップする技術を実用化。この技術を応用して、子どもが欲しいと考える男性が自身の精液の状態を知ることで、効果的な不妊治療につながると期待されている。

 新会社では、郵送の検査キットを1回数千円(検査項目により変動)から販売する。男性ホルモンの一種で精子の運動性に関わるとされるテストステロンや、精子形成に不可欠な亜鉛などの数値を見ることができる。滝本社長は「不妊かどうかで悩んでいても、医療機関に行くのに気後れする男性も多い。まずは自宅で精液検査をして、自分の状況を知ることで、次のステップに進めるのではないか」と話す。検査業務はヘルスケアシステムズが受託する。将来的には不妊治療が盛んな米国や中国でも販売を目指す計画。

 ヘルスケアシステムズは2009年設立。大豆の成分から更年期症状の改善に有効とされる「エクオール」を作る能力があるかどうかを検査できるキットの開発などで知られる。(長田弘己)

(2018年5月16日)

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