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高島屋、若者つかみ独走

ゲートタワー1周年

開業1周年を迎えた高島屋ゲートタワーモールの店内=名古屋・名駅で
開業1周年を迎えた高島屋ゲートタワーモールの店内=名古屋・名駅で

 名古屋・名駅の専門店街「高島屋ゲートタワーモール」が17日で開業から1年を迎える。名古屋駅真上の好立地を生かしつつ、隣接する百貨店のジェイアール名古屋高島屋では取りこぼしがちだった若者の需要も取り込む。2館合計の売り上げ規模で「高島屋一強」の独走ぶりが際立つ中、競合店は改装などで独自色を打ち出し対抗する構えだ。(竹田弘毅)

 本紙が名古屋市内の百貨店の売上高(速報値)について、昨年4月から今年3月までの1年間を集計したところ、高島屋はゲートタワーモール分が加わり、1576億円と前年同期比22%増だった。

 2位の松坂屋名古屋店は2%減の1178億円。昨年1年間の通年(1~12月)に約338億円だった差は、約398億円に広がった。

 栄地区(松坂屋、名古屋三越栄店、丸栄)と、名駅地区(高島屋、名鉄百貨店本店)の売上高比較では、ゲートタワーモール開業翌月の昨年5月、単月で初めて名駅の合計が栄を逆転し、9月と10月も上回った。今年6月に丸栄が閉店するため、通年で逆転する可能性が高まっている。

 高島屋2館の運営会社によると、ゲートタワーモールのカード会員は19~29歳の割合が百貨店の高島屋より一割高い。百貨店より低価格の店舗の多さが功を奏しているという。

 一方、若者向けで競合する名古屋三越系列の専門店ラシック(栄)は、服飾店の一部がゲートタワーモールにも出店し、売り上げが一時落ち込んだ。このためテナントの差別化に着手。20~30代の子育て家庭を意識し、今月、出産前に育児を学べ、幼児教育も受けられる体験型店舗を開設させた。松浦宏紀開発担当部長は「コト消費を充実させて対抗したい」と意気込む。

開業からの1年間を振り返るジェイアールセントラルビルの吉川社長
開業からの1年間を振り返るジェイアールセントラルビルの吉川社長

 大名古屋ビルヂング(名駅)の核店舗として2016年3月に開業したイセタンハウスも、17年4月~18年2月の売上高が前年同期比で微減。25日には名古屋初の雑貨店など5店舗を新規出店し、新たな客を呼び込む狙いだ。

 ゲートタワーモールが入る新ビル「JRゲートタワー」を建設したJR東海によると、初年度のビル来館者数はオフィス従業員を含め、延べ3000万人に上る見通し。

 名駅周辺の流動人口の増加は波及効果も呼んでいる。名古屋鉄道はゲートタワー開業効果で自社の鉄道利用が好調だったとみている。名鉄百貨店本店は売り上げこそ苦戦しているが、担当者は「周辺の人の流れは確実に増えており、営業に好影響が出ている」という。

(2018年4月17日)

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