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夫婦の誓い、新たに

“バウリニューアル”にウエディング業界注目

チャペルで夫婦の絆を再確認する「バウリニューアル」のセレモニーを行う溝口正俊さん(右)と由美子さん=名古屋・金山のANAクラウンプラザホテルグランコート名古屋で
チャペルで夫婦の絆を再確認する「バウリニューアル」のセレモニーを行う溝口正俊さん(右)と由美子さん=名古屋・金山のANAクラウンプラザホテルグランコート名古屋で

 金婚式や結婚10周年といった節目の年を迎えた夫婦が改めて愛を誓い合う-。欧米発祥の文化「バウリニューアル」が、ウエディング業界の注目を浴びている。英語のバウリニューアルを直訳すると「誓いの更新」だが、「顧客の人生にずっと寄り添うサービス」に育てようと、東海地方でも商品プランを用意する企業が出ている。(竹田弘毅)

 「これからまた2人で歩いていきましょう」。流れ落ちる水が特徴のチャペルで、愛知県稲沢市の溝口正俊さん(52)と由美子さん(51)が向かい合って言葉を交わす。結婚式のように着飾らず、大勢の列席者もない。静かな空間でバウリニューアルの証明書に署名した。

 ANAクラウンプラザホテルグランコート名古屋(名古屋市)が今月始めたプランで、テーマは「夫婦の絆を深める新しい記念日」。ホテル内のチャペルで証明書に署名、写真撮影をした後、レストランで食事を楽しむ。価格は2人で5万円。明治村で写真撮影する特典やお得な旅行プランの紹介もある。

 最初に利用した溝口さん夫婦は、2人の出会いから30年を迎え、子どもが就職で独り立ちしたのをきっかけに応募した。「思いを新たにして第二のスタートラインに立てる」と話す。

 ブライダル業界では、人口減で婚姻数が減っている上、披露宴を開かない「ナシ婚」も広がり、市場環境は厳しい。グランコート名古屋は昨年、サプライズを演出するプロポーズ企画を導入し、50組のカップルを成立させた。さらにバウリニューアル企画を加え、披露宴の前後にも利用を促すことで生き残りを図る。担当部長の島原東さんは「何度でもホテルに帰ってきてもらえるようなサービスを提供していきたい」と意気込む。

 2013年に発足した一般社団法人バウリニューアルジャパン(東京)によると、バウリニューアルは1900年代に米国やイタリアなどで始まり、国内では5~10年ほど前から関心が高まってきたという。

 この法人では首都圏や関西を中心にホテルや結婚式場、旅行会社など30社と契約し、式典を開いた夫婦らに証明書を出している。婚姻時に結婚式を挙げられなかった夫婦など、これまでに約800枚を発行した。両親の還暦祝いに子どもたちがプレゼントする場合もある。担当者は「家族の絆を重視する傾向が強い日本文化に合った広がりをしている」とみている。

(2018年4月12日)

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