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新種の桜 100年ぶり発見

紀伊南部で「クマノザクラ」

満開のクマノザクラ=2016年3月、和歌山県太地町で(奥田清貴さん提供)
満開のクマノザクラ=2016年3月、和歌山県太地町で(奥田清貴さん提供)

 三重県や和歌山県など紀伊半島南部に咲く桜の新種が見つかった。ヤマザクラに似ているが、花の色や葉の大きさに違いがある。熊野川流域を中心に分布しており、「クマノザクラ」と名付けられた。

 国内で、ソメイヨシノなどの人工種を除いた自然種の桜が発見されるのは約100年ぶり。これまでヤマザクラ、オオシマザクラなど9種が見つかっている。

 発見したのは、国立研究開発法人森林研究・整備機構「森林総合研究所」(茨城県つくば市)の勝木俊雄チーム長ら。

 新種と分かった桜は、ヤマザクラなどより花の紅色が濃く、葉が小さい。花の裏側や茎の形にも違いがある。開花時期がヤマザクラより数週間早い。

 勝木さんは、研究所で保管する紀伊半島の桜の標本を調べるうち、葉や花の形が違うことを発見。津市の樹木医・奥田清貴さんらと一昨年から紀伊半島で分布を調べた。

 勝木さんらは既に新種発見を学会で発表したが、正式認定には、日本植物分類学会が刊行する専門誌への論文掲載が必要。近く論文が受理される見通しとなった。勝木さんは「なぜこの地域だけの桜なのか。謎はまだ多く、調査したい」と話す。(森耕一)

(2018年3月13日)

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