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贈り物投げ込み なぜダメ?

「リンク届かず客危険」 一部席に限定

昨年12月の全日本選手権で、演技後に投げ込まれた花束を手にする浅田真央選手(中央)=大阪府門真市で
昨年12月の全日本選手権で、演技後に投げ込まれた花束を手にする浅田真央選手(中央)=大阪府門真市で

 名古屋市南区の日本ガイシホールで7日に開幕するフィギュアスケートのグランプリ(GP)ファイナルでは、全体の9割の観客席で、花束やぬいぐるみなどのプレゼントをリンクに投げ入れることが禁じられる。日本スケート連盟によると、「客などに当たる危険があるため」という。ファンが選手への気持ちを伝える手段として定着しているだけに、「寂しい」という声が上がっている。(安福晋一郎、塚田真裕)

 連盟によると、今回のGPファイナルの会場全約6000席のうち、花束などをリンクに投げ入れることができるのは、リンク横のアリーナ席(約700席)のみ。価格は最も高く、2万円する。

 他のS、A、B席(1万5000~8000円)では禁じられる。

 連盟は「会場の構造上、S、A、B席からリンクに物が届かない」と説明する。今後も大会ごとに、同様の制限をするかどうか判断するという。ただ、11月に大阪市であったNHK杯でも同様の制限があった。「当面、制限が続くかもしれない」と推測する関係者もいる。

 国内で開かれる大会向けの花束の販売を独占的に手掛ける宮田花店(東京都文京区)の宮田三雄社長(45)によると、投げ入れの習慣は20年以上前に日本で始まったという。近年、浅田真央さんや羽生結弦選手らの活躍によって人気が高まり、リンクに投げ込まれる花束は急増した。

 30年近くフィギュアスケートのファンという名古屋市天白区のパート吉岡昌代さん(47)は「花束が少なくなるのは寂しい」と残念がる。愛知県半田市の自営業、静間真裕美さん(41)は「選手に応援の気持ちを伝えるためのもの。欠けるのは寂しい」と話しつつ、「リンクの花束を自分でまったく拾わない選手もいる。選手にとって、うれしいのかどうか、微妙なのかも。規制は仕方ない気もする」と言う。

 フィギュアスケーター小塚崇彦さん(28)の父嗣彦さん(71)は「一部の高価な席だけに、投げ入れを許すのは不平等。制限はおかしい。選手にとっては、ファンの応援を感じる大事な場面だ」と語る。

 崇彦さんは花はすべて自宅に持ち帰り、添えてあった手紙に、うれしそうに目を通していたという。また、子どものころには、リンク上の花を集め、選手に渡す「フラワーボーイ」を自ら希望して務めた。

 嗣彦さんは「選手に憧れ、希望する子は多い。花束が減れば、フラワーボーイ、フラワーガールの数も減ってしまうかもしれない」と危惧した。

(2017年12月7日)

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