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ベンガラ塗り「長濱レザー」

汚れにくく、高い防水性

ベンガラを使って仕上げたカバンを手にする町本卓也さん=滋賀県長浜市高月町で
ベンガラを使って仕上げたカバンを手にする町本卓也さん=滋賀県長浜市高月町で

 滋賀県の湖北地域などで住宅用に使われる伝統的な赤色顔料「ベンガラ」を塗った革小物製品を、同県長浜市の工房「マッチ・レザーワークス」が開発した。ベンガラの高い防水性や汚れにくさを生かし、革の弱点を補ったのが特徴で、地域を代表する産品に育てようとしている。(長浜通信局・鈴木智重)

 ベンガラは古代からある顔料で、酸化鉄が原料。防腐や防虫、耐光の性能が高く、寒暖差が激しい湖北地域では木造家屋を守るのに最適な塗装材として、柱や天井などに使われてきた。ただ、色移りしやすく扱いにくい点などが敬遠され、新築住宅に使われることはほぼなくなった。

 「昔ながらの伝統の"朱(あか)"を残したい」。工房代表の町本卓也さん(37)は1年前、実家にも使われているベンガラ塗りが衰退している現況を知って開発に動きだした。

 色移りが激しい難点は、漆の下塗りにも使われる柿渋を合わせることで克服。塗っては乾かす作業を10回近く繰り返す方法を確立した。はけを使うことで、材木に塗ったような木肌のデザインも実現させた。

 「長濱レザー」と銘打った商品群は受注生産で対応し、クラッチバッグ(4万5000円)や長財布(2万8000円)、キーケース(5000円)など。色合いは、淡い赤色から黒に近い茶色まで幅広い。

 町本さんは「若い人にベンガラを知ってもらい、長浜に足を運ぶきっかけになるような製品にしていきたい」と張り切る。問い合わせは、マッチ・レザーワークス=090(8651)8663=へ。

(2017年9月14日)

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