校庭にクマ侵入 高山

トピックス一覧
<< 前の記事 次の記事 >>

授業中、児童ら校舎待機

地図

 6日午前11時半ごろ、岐阜県高山市奥飛騨温泉郷栃尾の栃尾小学校の校庭にクマがいるのを教員が発見し110番した。授業中で、学校は校舎から出ないよう児童らに指示し、出入り口などを施錠して待機。駆けつけた地元の猟友会員たちが午後0時40分ごろ、校庭の木に登っていたクマをライフルで射殺した。クマの侵入時、校庭に児童はおらず、けが人はなかった。

 高山署などによると、ツキノワグマの雄の成獣で体長約100センチ、体重は推定100キロ。校庭には東から西へクマが横切った足跡も残っていたという。当時、小学校には児童と教職員ら計約80人がいた。

 学校は国道471号沿いで、近くには保育園や民家もある。クマが逃げて周囲に被害が出るのを防ぐため、警察の指示で猟友会員が発砲した。

雨で不使用 あわや

 授業中、校庭に突然、現れたツキノワグマ。学校は校内放送で施錠や注意を呼び掛けた。

 この日は雨のため、午前中に校庭で予定していた運動会の練習を中止していた。松井健治教頭(50)は「もし練習中に遭遇していたらと思うと、怖い。クマが学校に入ってきたなんて聞いたことがない」と語った。

ツキノワグマが登っていた校庭南側にあるスギの木(中央)=6日午後5時19分、岐阜県高山市の栃尾小で
ツキノワグマが登っていた校庭南側にあるスギの木(中央)=6日午後5時19分、岐阜県高山市の栃尾小で

 体育館でダンスを練習していた2年生男子も「クマが撃たれて落ちるのをみた。木の下に血が残っていて怖い」と話した。

 目撃した住民らによると、クマは校庭を出入りするなど1時間近く周辺をうろつき、校庭南側のスギの木に登った。

 地元の猟友会支部長の中田好彦さん(64)によると、今年はクマの出没が多く、5月から地元で6、7頭を殺処分したという。クマ出没が増えた背景として、高齢化などで猟友会員が減り、猟期に捕る数が減っていることを挙げる。

(2017年9月7日)

前 << 高利で注目 旅行積み立て 9月8日のいただきますレシピ >> 次