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ロック板なしのIT駐車場増加

地中センサーで課金 ナンバー撮影チェック

アスファルトに埋め込んだセンサーで車を感知し、カメラ(左端)でナンバーを認識するフラップレス駐車場=名古屋市中区で
アスファルトに埋め込んだセンサーで車を感知し、カメラ(左端)でナンバーを認識するフラップレス駐車場=名古屋市中区で

 「フラップ」と呼ばれる車止めのロック板の代わりに、ITを活用してナンバーと入出庫を管理する時間貸し駐車場「フラップレス式パーキング」が、中部地方でじわりと増えている。利用者にとって駐車しやすく、車が傷つくなどのトラブルも回避できるため、導入が広がっている。(相馬敬)

 現在の時間貸し駐車場の主流は、車を認識すると車止めが上がる「フラップ式」と、出入り口のゲートで発行された駐車券で精算する「ゲート式」があり、駐車場全体の広さによって使い分けられている。

 ただ、フラップ式は精算後に数分たつと車止めが再び上がり、車の底などが傷つくことも。ゲート式は駐車券を紛失すると精算できず、誤ってゲートを破損する場合もある。こうしたトラブルの解消を期待されているのがフラップレス式だ。東海3県を中心に駐車場を管理する「いずみパーキング」(名古屋市)は2014年に導入、名古屋市内の地方銀行の駐車場や大須などの4カ所に開設した。ナンバーを認識するカメラを備えた約1.5メートルのポールを各駐車区画に設置。地中のセンサーが車を感知すると課金が始まり、精算機で料金を支払うとポールのランプの点滅が消える。

 ナンバーを撮影して出入庫を管理するため、不正利用の抑止効果も大きい。フラップ式では板を踏んで止めるなどの不正率が約5%だったのに対し、フラップレス式はランプ点滅を無視するなどの不正率が0.5~0.3%に下がった。記録したナンバーから不正利用者の割り出しや料金請求も容易という。杉原守彦取締役(46)は「今後の新規開設はフラップレス式を軸に検討する」と語る。

 フラップレス式を最初に開発した駐車場機器メーカーのアイテック(東京)によると、同社製のフラップレス式は16年末時点で、名古屋市内だけで164カ所ある。駐車場全体を監視する防犯カメラも同時に導入するため、初期投資はフラップ式より1割ほど割高だが、新規開設時の採用率は約7割に上る。日本システムバンク(福井市)もフラップレス式のシステムを提供しており、現在、愛知、福井、富山、長野、滋賀の5県に計30カ所ある。

 愛知、三重両県で約60カ所の駐車場を手掛ける日本駐車場サービス(大阪市)は、ほぼ半分の駐車場にフラップレス式を導入済み。藪谷慎也名古屋支店長(46)は「女性や高齢者でも止めやすい。フラップ式のようにゲリラ豪雨の浸水で故障する心配も少ない」と話す。

(2017年8月15日)

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