ヴェルフリの世界 名古屋

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自由な芸術先駆け

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 専門教育を受けていない人による自由な芸術「アール・ブリュット」の先駆けとして知られるスイスの美術家アドルフ・ヴェルフリ(1864〜1930年)の回顧展(中日新聞社など主催)が7日、名古屋市中区の市美術館で始まる。

 ヴェルフリは31歳で統合失調症と診断されて精神科病院に入り、支給された鉛筆などで独自の世界観を描き続けた。大規模な回顧展は日本では初めて。ヴェルフリの分身のような少年が旅をする「揺りかごから墓場まで」など代表的な連作からの抜粋を中心に、計74点が並ぶ。

 6日に開会式と内覧会があり、関係者ら約300人が作品群を鑑賞した。展示を監修した甲南大の服部正准教授(美術史)は「見ているとヴェルフリの世界に吸い込まれそうな、他にない個性が魅力」と話した。

 4月16日まで。休館は月曜(祝日除く)と21日。料金は一般1300円、高・大生800円、中学生以下無料。問い合わせは同館=電052(212)0001=へ。

(2017年3月7日)

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