茶臼山、パワースポット!?

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椙山大・山根教授、地磁気を調査

茶臼山の地磁気を測定する山根教授=長野県根羽村で
茶臼山の地磁気を測定する山根教授=長野県根羽村で

 愛知、長野両県にまたがる茶臼山一帯で、「パワースポット」の存在が注目され始めた。長野県側にある茶臼山高原両生類研究所・カエル館(根羽村)では、地磁気が高い数値を示したり、異常に乱高下する場所が見つかったりして話題になっている。椙山女学園大の山根一郎教授(59)は4年前から山に入って調査を続け、鉄類が強い磁気を帯びる現象を確認した。 (鈴木泰彦)

 カエル館の熊谷聖秀(まさひで)所長(66)によると、パワースポットを意識するようになったのは2010年夏。安城市から訪れた気功愛好家のグループが「建物近くの岩に手をかざしたら『気』をビリビリ感じた」と教えてくれた。

 熊谷所長は測定器を携えて周辺を歩き、7カ所で地磁気が極めて高いことが分かった。さらに建物内部では、方位磁石が北を指さず、地磁気がゼロに近づいたり、平常値の倍にはね上がったりするポイントを発見。ここに立つと足の裏が温かくなるといい、来館者に体験を勧めている。

 こうした現象に山根教授は興味を抱き、12年6月から頻繁に入山。地磁気を測るテスラメーターやガイガーカウンター、静電位計などで測定を続け、カエル館内の磁気異常の原因は、雨戸に張ったトタンの磁化であることを突き止めた。

 山根教授は今月7〜9日にも一帯を探索し山頂の鉄製展望台や木道のくぎ、看板の鉄柱などが強い磁気を帯びていることを確認した。「茶臼山の標高1200メートルから上は、山体が鉄分を含んだ玄武岩でできている。この鉄分が地磁気に作用しているのでは」と推測する。

 「磁力をパワーと呼ぶなら、茶臼山全体がパワースポット」と山根教授。これからは、磁場の変化による生体の反応を、サーモグラフィーなどで科学的に調査したいという。

 熊谷所長は「隣接する愛知県の豊根村さんにも呼び掛け、茶臼山をパワースポットの新名所として売り出していきたい」と意欲を見せた。

(2016年5月11日)

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