赤やピンクを上手に使って 串で刺してあると食べやすい
サクラの季節が近づいてきた。重箱に見た目もきれいで美味な料理を詰めてお花見にいきたい。「おかあさんのおべんとう〜母弁」(主婦と生活社)の制作スタッフを務めた料理研究家・佐藤裕加さんにレシピを教わった。 (杉戸祐子)
サクラ形のハムを飾ったご飯に旬の食材を使った串(くし)もの...色とりどりの三段重は春らんまんのイメージ。佐藤さんは「赤やピンクを上手に使うと季節感が出る。お花見弁当は大勢で囲むことが多いので、串で刺してあると、気軽に手を出しやすい」とアドバイスする。
1段目 お花ちらし
【材料=4人分】
ご飯(かために炊く) 800グラム
A(千切りのニンジン、薄切りのシイタケ・レンコン各25グラム)
B(だし汁1カップ、みりん小さじ2、塩・酒・しょうゆ各小さじ1)
きざみアナゴ 70グラム
いり卵 卵2個分
キヌサヤ(千切り10個分、葉形の飾り切り適量)
ロースハム(花形に抜く) 適量
【作り方】
<1>AをBで煮て煮汁を切る
<2>ご飯に(1)、きざみアナゴをまぜ、好みで煮汁を加える
<3>(2)に千切りのキヌサヤを加えてまぜる
<4>重箱に詰め、いり卵、ロースハム、キヌサヤ(葉形)を上にのせて飾る
2段目 洋風おかず
2段目には洋風のおかずを詰めた。串に刺したのはエビとゆでたブロッコリー、ウズラの卵(半分)とプチトマト。エビはかたくり粉をまぶしてゆでるとプリプリになる。添えたディップはマヨネーズとケチャップを3対1の割合で混ぜ、塩・こしょうで味を調えてつくる。
お弁当の定番・鶏つくねも欠かせない。ひき肉200グラムにシイタケ1枚(みじん切り)、万能ネギ3本(小口切り)、紅しょうが20グラム、卵1/2個、塩小さじ1/3とこしょう少々を練り合わせ、お好みの大きさに丸めてごま油で焼く。紅しょうがの食感がアクセントになり、ビールが進みそう。重箱のすき間にワサビ菜とニンジン(星形)を添えた。
3段目 和風おかず
3段目には春の食材を使った和風のおかずを3品。串ものは旬のサワラとタケノコ、芽キャベツ。サワラは1口大に切って軽く塩をふり、かたくり粉をまぶして揚げる。タケノコとさっとゆでた芽キャベツは素揚げにして串に刺す。こしょう塩やゆかり塩、カレー塩などをかけていただく。
巻物は春キャベツと菜の花を使う。巻きすの上にゆでたキャベツ1枚、全型のり1枚、開いてフライパンで両面を焼いた油揚げを重ねる。菜の花をゆでてしょうゆに漬け、しょうゆをふき取った数本を芯にして巻き、2.5センチ幅に切る。
彩りを添えているのは梅酢漬け。お好みの野菜(写真はカリフラワーとレンコン)をかためにゆでて冷まし、適量の水で薄めた梅酢に一晩漬ける。色も美しく、はし休めにぴったりだ。
(2010年3月22日)
