名古屋でもノロウイルス流行か

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天白区の小学校、胃腸炎感染?で87人欠席

 名古屋市天白区の野並小学校(全校児童約540人)で11日、児童87人が腹痛や発熱を訴えて欠席した。市教育委員会などによると、校内で感染性胃腸炎に感染した疑いがあるとみて原因を調べている。同校は12日を休校とし、校内を消毒する。同区では、植田南小でも70人以上が同様に体調不良を訴え、12日まで学級閉鎖にしている。

 同校などによると、欠席者の多くが嘔吐(おうと)や腹痛、吐き気、軽い発熱などの症状があり、出席した児童約50人も「気分が悪い」と訴えた。児童のほか、教諭や非常勤講師ら3人も同じ症状で学校を休んだり、早退したりした。入院したとの報告はない。

 欠席した児童の多くは同じ校舎2階に教室がある1、3年生。同階の男女共用トイレ内に8日、嘔吐物があり、男子2人が掃除した。うち1人は10日に学校を休んだ。8日はほかにも校舎内で嘔吐した児童がいたが、職員が清掃し、消毒したという。同校の角谷京一校長は「安全の確保のため万全の対策を取っていく」と話した。

 植田南小でも10日に70人以上が吐き気などを訴え欠席し、一部クラスで11、12両日を学級閉鎖とした。

 名古屋市天白区の児童の体調不良の原因と疑われる感染性胃腸炎。国立感染症研究所によると、全国の医療機関で感染症胃腸炎と診断された患者は、2月28日までの1週間で1医療機関あたり12.36人。同時期ではここ10年で最も多く、多くがノロウイルスによる。

 名古屋市内では、70医療機関での感染症胃腸炎の患者は、2月だけで2077人。前年同月より241人多い。

 厚生労働省によると、ノロウイルスの感染から発症までの潜伏期間は24〜48時間。10日以上前にウイルスが付着したカーペットから感染した事例もある。ウイルスを含んだ嘔吐(おうと)物が床などに付いた場合、アルコール消毒液では完全な除去は難しく、次亜塩素酸(塩素系漂白剤)を浸した布でふき取ることが有効という。

(2010年3月12日)

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