パート1.ミュゼ・ドゥ・アッシュ
バレリネの写真 シェフの知識と経験に裏打ちされたアート作品のように美しいケーキたち

美術館を思わせる美しい外観のパティスリーには、アート作品のようなケーキが整然と並ぶ。オーナーパティシエの小川シェフは東京、フランス、そして名古屋の名店で修業経験を持つ実力派。焼き菓子なら材料の配合を調整して様々なタイプの食感と味に仕上げ、チョコレートならケーキによって5種類を使い分けるなど、一つひとつ計算されたスイーツはどれも、見た目だけでなく味わいも芸術品のような完成度。契約農家へ直接出向き、頃よく熟したものだけを買い付けてくるというイチゴを使った春の新作ケーキは、そんなシェフのこだわりが詰まった一品だ。

(左)バレリネ420円。イチゴシェイクをイメージしたという、春の新作スイーツ「バレリネ」(420円)。完熟イチゴを使ったムースに、優しい甘さのバニラムースと爽やかなレモンムースが加わり、春の訪れを感じさせる味わい。無造作に重なる3色のムースも美しい。

30種類以上の生ケーキと、40種類もの焼き菓子が揃う。その中でもレパートリー豊富なのは、パリでの修業先「ストーレ」のスペシャリテでもある、チョコレートを使った生ケーキ。フランスの名パティスリーも使用している「オペラ社」を含み、チョコレート5種類を使い分けていて、どれも香りや食感が異なるため、個性溢れるバリエーションのケーキが誕生する。また、見た目にも華やかな季節のフルーツを使ったケーキも必食だ。

タルトショコラ400円。サクサクのタルト生地の上には、ビターなチョコクリームと甘さを抑えた生クリームが重なる。自慢のチョコレートで艶やかにコーティング。 シトロンベール420円。アーモンドと焦がしバターの風味豊かなフィナンシェに、ライムが香るバニラクリームをサンド。さらに、フランボワーズとイチゴを使ったジュレの酸味が爽やか。
パッションマンゴー350円。パッションクリームとマンゴークリームを重ねた爽やかな一品。鮮やかな色味は南国フルーツならではの美しさ。
ミュージアムを思わせる佇まいは、訪れるだけで非日常の気分が味わえる。特別な日のお祝いや、自分へのご褒美に…。普段の生活に彩りを添えてくれるケーキに出会える

フランス語で”美術館”という冠を付けた店名の通り、白い石壁が印象的なミュージアムさながらのパティスリー。味はもちろん見た目にも一切手を抜かない、小川シェフの哲学が垣間見られる。パリ仕込みの洗練されたスイーツを求めて、地元・津島の常連はもちろん、遠方からの客足も絶えない。自然光が降り注ぐように設計された明るい店内では、イートイン限定の作りたてスイーツも楽しみたい。

ミュゼ・ドゥ・アッシュの店内 musee d'H(ミュゼ・ドゥ・アッシュ) 0567-26-3366
愛知県津島市西愛宕町2-139-1
9:00~20:00
水曜定休日(祝日の場合は営業)
駐車場8台
喫煙不可
小川博司シェフプロフィール。東京の「旧タイユバン ロブション」を経て渡仏。パリの老舗パティスリー「ストーレ」で修業。帰国後は名古屋マリオットアソシアにてパティシエとして働く。2004年に独立し、「ミュゼ・ドゥ・アッシュ」をオープンさせる。