特集 Part1.女性のカラダQ&A Part2.妊娠出産☆新常識
トップ Q1.月経不順 Q2.プレ更年期障害!? 経験者に直撃!高齢出産リアル座談会
Q3.ピルの服用 Q4.乳ガン・子宮ガン 高齢出産必勝マニュアル
Part1 女性のカラダQ&A こんな症状やお悩みはありませんか?
Q4 乳がんや子宮がん、子宮内膜症、子宮筋腫、卵巣がんなど女性特有の病気が増えていると聞きますが、本当ですか? 一度も検査をしたことがないので不安です。
A 乳がんや子宮がん、卵巣がんの患者は急増。30歳以上なら、定期的な検診が必要です。

 最近の調査では65歳以下の女性のがん患者数は、乳がんが第1位という結果が出ています。また、子宮がんや卵巣がんの患者数も増加傾向にあります。これは、検査技術が向上したことも一理ありますが、性の早熟や出産年齢の高齢化、出産、授乳経験を持たない女性の増加など、様々な要因が考えられます。

女性の部位別がん罹患数(患者数) 財団法人日本対がん協会ホームページ「がんの統計」’07より
■乳がん

 患者数は年々増加傾向にあり、30代~40代にかけて患者の数は急増します。遺伝や家系によるリスクが高く、また、初産の年齢が高齢の女性や授乳経験のない女性は発症率が高くなると言われています。早期発見であれば90%の人が治癒しますので、セルフチェックや検診が大切です。

■子宮がん

 子宮がんには「子宮体がん」と「子宮頸がん」があり、子宮内膜に発生する子宮体がんは、現在、患者数が急増しています。閉経後の女性(50代~60代)に発症しやすく、また、出産経験のない女性、排卵誘発剤による不妊治療経験のある女性はリスクが高くなります。
 また、子宮の入り口にできる子宮頸がんは、性行為により感染するヒトパピローマウイルス(HPV)が原因であると言われ、若年層でがんの発症がなくても、ウイルス感染をしている可能性があります。感染しないためにはコンドームを使用するのが一番の予防法です。

■卵巣がん、子宮内膜症、子宮筋腫

 卵巣がんは出産・授乳回数が多い場合は発症しにくく、経験のない人は発症率が高くなります。また、子宮内膜が子宮以外の臓器に移動することで起こる子宮内膜症は10人に1人、子宮に良性腫瘍ができる子宮筋腫は4人に1人がかかる言われ、不妊症の原因となることもあります。

 若年でもウイルス感染している可能性のある子宮頸がんは、性行為経験のある20代以上の女性であれば、2年に一度は検診を受けてほしいですね。検診は膣の入り口をめん棒でこするだけで、痛みもなくすぐに終わります。また、30代、40代と年を重ねた方は、乳がんや子宮体がん、子宮内膜症、子宮筋腫、卵巣がんなどの検診も必要です。レントゲン撮影や血液検査、膣内超音波などを1~2年に一度、定期的に検診しましょう。また、最近ではピルが子宮体がんや卵巣がん、子宮内膜症の予防に効果があると言われています。

乳がん触診の方法
1.指で触れてチェック お風呂に入ったとき石鹸の付いた手で、4本の指をそろえて、指の腹と肋骨で乳房をはさみ、「の」の字を書くように指を動かします。しこりや硬いこぶがないか、わきの下から乳首までチェックします。 2.鏡の前でチェック 腕を高く上げたり、手を腰に当てて胸を張り、乳房のひきつれ、くぼみ、乳首のへこみ、発疹などがないか確認します。
※セルフチェックでしこりがあっても、がんではなく乳腺症である場合が多いので、慌てずに「乳腺外科」のある病院へ行きましょう。
子宮頸がんのセルフチェック
お話しを伺った先生 名古屋市立大学 産科婦人科 病院准教授 尾崎康彦先生 医学博士。大学病院にて産科婦人科の診療にあたると同時に、大学で教壇に立つ。不育症(習慣流産)を専門に研究。